念願のカーボンフレーム完成車を購入した。その名もキャノンデール・スーパーシックスエボ。カーボンフレームでコンポはアルテグラだから定価は３０万円。
比較対象はスコットのスピードスターＳＥアルテグラ。アルミフレームの中でも上位グレードでアルテグラＲ８０００搭載。フレーム素材で違いはあるのか？
ロードバイク、カーボンとアルミフレームの違いは？
一般にカーボンフレームは軽くて壊れやすいと言われる。実際にカーボンフレームを購入してその軽さを実感。それだけでなく、見た目がアルミフレームと全然違う。
と言うのもアルミフレームのような溶接跡がないからすっきり美しいデザイン。アルミフレームだとどんなに高価な物でも溶接跡は必ずあるし、見た目が損なわれる。
また、カーボンフレームは軽いからこれを買えば間違いないと思われがちだが、そうでもない。その乗り心地やアルミフレームとの相違点を書く。
ロードバイク、カーボンフレームのデメリット。
カーボンフレームはその軽さから強風や長い下り坂で姿勢がブレやすい。一般的な自転車（ママチャリ）は重い車体に人間が乗って安定する。
ロードバイクは軽い車体に重い人間が乗るからアンバランスな状態。アルミフレームはそれなりの重さがあるからハンドル操作しやすく、安定感がある。
だが、カーボンフレームはとても軽い車体に重い人間が乗るから走行が不安定になりやすい。登り坂でのダンシングも同じで、少しの力で車体が大きく振れる。
つまりカーボンフレームに乗るには慣れが必要って事。ロードバイク初心者には向かない仕様。もし、車体を倒したらカーボンフレームが壊れちまう。
ロードバイク、カーボンフレームのメリット。
ロードバイクに３年以上乗ってる人ならカーボンフレームにすぐ慣れる。カーボンフレーム搭載車は１０５かアルテグラのコンポを装備してる。
なので、フレーム以外のコンポーネント・サドル・ハンドル・ホイールも中々の性能を保持してる。完成車の価格は２０～３０万円が相場。
あらゆるパーツが高性能な為、どんな状況でも対応できる。特にヒルクライムのような登りではその軽さが武器となる。アルミフレームよりかなり楽に登れる。
ダンシングも慣れればカーボンフレームの方が楽。１００Km以上のロングライドでも少ない力で走行できるからライダーの体力を温存できる。
ロードバイク、カーボンとアルミフレームを比較。
軽けりゃいいってもんじゃない。
カーボンフレームのデメリット。
- アルミフレームより壊れやすい
- アルミフレームより扱いにくい
- 完成車は２０万円以上が相場
この３つからしてロードバイク歴３年以上が好ましい。最初のロードバイクはアルミフレームで購入し、買い替え時にカーボンフレームを買うのだ。
カーボンフレームメリット。
- アルミフレームより軽い
- アルミフレームより登りやすい
- アルミフレームより長距離が楽
それとカーボンフレームでの輪行はお勧めできない。輪行は袋への収納時や電車移動時に傷が付く。傷が付いたら高価なカーボンフレームが台無し。
その為、ロードバイクを２台所持し、使い分けている。１台はアルミフレームで輪行したり室内（ズイフト）で使い、もう１台はカーボンフレームで普段の練習や大会で使うのだ。
ズイフトと輪行用のロードバイク
ロードバイク女子初心者にカーボンフレームは必要か？
まず、ロードバイク初心者ならカーボンフレーム不要。高性能なロードバイクを乗りこなすには技術が必要だし、車体を倒せない。（衝撃を与えたら破損する）
アルミフレームは頑丈だから車体を倒しても傷が付くだけだが、カーボンフレームは再起不能になりかねない。なので、ロードバイク初心者はアルミフレームで良い。
ロードバイクはコンビニによったり、写真撮影で何かに立て掛けることが多い。立て掛け方が悪いと車体を倒してしまう。これは意外と多い。転倒なんてもってのほか。
最初からカーボンフレームのロードバイクではなく、初心者を卒業してから買うべき。「女子のロードバイク選び！最初の自転車は１０万円のシマノSORAで充分」に続く。
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