前回記事「上州武尊山スカイビュートレイル前日受付!星野緑の競技説明会に参加」「スカイビュートレイル70の必携品と完走装備(ハピネスみなかみカップ)」の続き。いよいよ上州武尊山スカイビュートレイル78Kmのスタート。

大会で必要な必携品と食料は準備した。あとは畳んであるストック(トレイルランポール13.6プロ)を伸ばすだけ。スタート直前に横山峰弘・星野緑・齋藤美紀と言った国内屈指の選手達が登場。上州武尊山スカイビュートレイルは横山峰弘と星野緑の両名によって開催される。
新婚旅行でトルデジアンを完走した齋藤美紀。
結果的に上州武尊山スカイビュートレイル78Kmを女子優勝したのは齋藤美紀選手。旅行会社の従業員と結婚し、新婚旅行はイタリア・トルデジアン(330Km)と言う走力も行動力も破格の選手。旦那が旅行会社なら世界中を飛び回れるな。
話を上州武尊山スカイビュートレイル78Kmスタート直前に戻す。スタート前には1つの掛け声があった。それはフーアーユー(Who are you?)に対してフィニッシャー(I’m a finisher)と答える。これが数回繰り返され、スタート。そうさ!上州武尊山スカイビュートレイルを完走する為に来たんだ。
武尊神社で星野緑の応援、そして140Kmの選手達。
スタートの宝台樹スキー場からは登りが続く。途中に武尊神社があり、その場所に星野緑さんが応援してた。ウォーターステーション(6Km地点)は140Km選手用だが、70でも水補給してる人がチラホラ。更に周囲を見ると参加賞の麺つゆを持ってる選手がいる。謎だ。
スタート直後は舗装路と林道が続く。進んでくと正面から選手が走ってくる。140Kmの選手達だ。スタート(川場村)が2時間早いとは言え、過酷な剣ヶ峰(標高約2000m)を超えて25Km走ってきたのだ。その走力は凄すぎる。
最初にして最大の難関武尊山を攻略せよ。
武尊山山頂(標高約2200m)までかなりの急登だからストックを使うべき。距離的には12Kmだが、宝台樹スキー場から一気に1200m登る。78Kmの場合は早い時間帯に通過できるのは幸い。
厳密には武尊山山頂はコースでないから素通りしても良い。だが、武尊山山頂こそ360度の絶景が見れる場所だ。これこそが武尊山スカイビュートレイルと呼ばれる理由なのだ。
武尊山を通過したら下りが続く。壮大な景色もしばらく続く。台風で上州武尊山スカイビュートレイルの開催(コース変更・距離短縮)が気になってたが、全く影響なかった。むしろ武尊山山頂からの眺めは近年、最高の景色と言われる程、素晴らしかった。
ほたか牧場は食料豊富な素晴らしいエイド。
入り口ではライトの点灯確認がある。常磐で多くの選手が通過する為、お手洗いは並ぶようになる(男性は)救護担当も5人ほどいて、怪我に対応できる。
上州武尊山スカイビュートレイルはエイドの食料が充実している。食料が豊富な大会と言えば奥宮俊祐のファントレイルズ(FTR100)と、トレニックワールドが開催する大会くらいだ。

食料を持参しなくても完走できると言われるほど充実してる。このほたか牧場ではバナナ・オレンジ・トマトの他に携帯羊羹もあった。次回記事「横山峰弘の武尊山78Kmを走破!山田昇メモリアルカップ143Kmへの道」」に続く。
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