日本山岳耐久レースのスタートゲートをくぐる時は気持ちが高ぶり、この大会に参加して良かったと思った。周囲からの応援を受けながら舗装路を進む。ハセツネカップのドキュメントDVDやユーチューブで見た映像そのものだ。

8Kgの荷物を背をっている割には重さは感じないサロモンスキンプロにして正解だった。しかし、ストックの収納が上手く行かず、片方にストック2本を差していた。その為、片側だけ重くてバランスを取りにくい。
日本山岳耐久レース参加トレイルランナーの装備。
他のランナーの達の装備を見るのも面白い。ザックはサロモン「S-LABアドバンスドスキン3セット12」と「スキンプロ」の使用者が多かった。
S-LABアドバンスドスキン3セット12セットはフラスク2個が標準装備の最新式ザックだ。

奥久慈トレイルレースに出場した際、出店ブースで発見したのだ。胸部分にボトルを収納できるので興味あったが、マーティンウィングしか使用経験がなかったので腰部分に収納スペースがないのは不安。

なのでいきなり最新式のハイエンドモデルを選ぶのではなく「スキンプロ」にしたのだ。もちろんスキンプロ14+3で正解。今大会でも容量を拡張するまでもなかった。
大会と言うよりトレイルランナー達のお祭り。
スタート後は舗装路を走るが、痛めている膝は悪化してないのでしばらくは大丈夫だろう。今熊神社に付くまでに渋滞が発生。渋滞があった方が休みながら進めるし、ほど良い準備運動になる。

この今熊山付近にも応援の方々が数人いた。「頑張れ!」の応援よりも「楽しんで来て!」の応援は私をハッとさせた。
そうだ、ただゴールを目指すのではなく思う存分山遊びをして帰るんだ。夜ヘッドライトの明かりで進むのが楽しみだ(・∀・)
とは言え、最低限完走せねばならん。レース前の作戦は登りは全部歩くことと決して無理をしない事。

9月に膝を傷めた為、足腰を鍛える事はできなかった。なので、約72Kmの道のりを足が持つかは微妙だ。兎に角慎重に進む。
知らぬ間に大ピンチに陥っていた。
代わりに上半身をウエイトトレーニングで鍛えていた。荷物の重さを感じなかったのはこのトレーニングの成果でもある。後にストックを使用しても肩や腕に疲労はなかった。

その後、入山峠・市道山・醍醐丸と進む。この醍醐丸では再び応援を受ける事ができる。次の生藤山・熊倉山(20Km)付近で気が付いた。水がない(;・∀・)

ハイドレーションと予備のポカリスエット500mlは既に消費済み。予備の予備として持ってきたカロリーメイトドリンク200mlしか残ってない。

水分の代わりとなるアミノバイタルジェルで凌ぐが、これもすぐになくなった。水なしで第2関門まであと22km。どんな状況でも前進あるのみ。
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