2016年のリオオリンピックは卓球が大活躍した。水谷隼・福原愛・石川佳純・伊藤美誠らがメダルを獲得する瞬間は何度もテレビで放映された。団体でも個人でも銀や銅のメダルを取れたんだから凄い事だ。
特に福原愛選手は結婚もして幸せいっぱいだろう。卓球の本を読みたいと思った所、水谷隼選手の「負ける人は無駄な練習をする」を見つけた。
本のタイトルがズバッと言い切ってるのが印象的。きっと本の内容も本音が書かれているのだろう。この本でオリンピック個人で銅メダル・団体で銀メダルを獲得した水谷隼選手の考え方を知る事となる。
卓球の水谷隼(みずたにじゅん)とは?
水谷隼は1989年6月9日生まれで、5歳から卓球を始めて中学生時代には卓球でドイツ留学を果たしている。5歳から卓球か…オリンピックで活躍するような選手は皆、幼少期からスポーツを始めてるな。
卓球って学校や温泉にあるが、日本ではプロ化されてないので、意外とマイナーなスポーツだ。今回の「負ける人は無駄な練習をする」だが、本の冒頭には水谷隼選手自らの言葉がいくつか書かれている。
その中で印象的だったのは「人間は追いつめられた時にこそ本性が出る。追い詰められてそこから何とかしようとした時に人間は進化し、改善される」
卓球以外のスポーツにも通じる言葉。
「無駄な練習をやることは無駄な時間を過ごしている事。ラケットを長い時間握ってれば強くなるものではない」と言った言葉だ。
無駄な練習か…技術面はともかく、フィジカル面では筋肉により高い負荷を掛けてこそ鍛え上げられる。いつも同じトレーニングでは強くならない。
筋力トレーニング(ウエイトトレーニング)は楽な重さを選択しがちだが、日々のトレーニングで重さを増やす必要がある。どんなスポーツでも筋トレは必須だから重みのある言葉だ。
セルロイドとプラスチックの卓球ボール。
1890年頃に卓球が始まったと言われるが、100年以上使用されたセルロイドボールからプラスチックのボールに変更された。
変更されたのは2014年9月からで、これまでセルロイドで練習してきた水谷隼を悩ます。何故ならプラスチックのボールは飛びすぎてバウンドに対応しにくいからだ。
そんな苦難を乗り越えて水谷隼選手はリオオリンピックの出場権を得る。卓球は優勝しなければ1度は負けるスポーツ。負けた試合では何故負けたのかを考え、成長してきた。結果、リオオリンピックの卓球個人で銅メダル・団体で銀メダルを獲得した。

まだまだこの「負ける人は無駄な練習をする・卓球王勝者のメンタリティー」には水谷隼選手の強烈なスマッシュ!じゃなくて言葉が書かれている。卓球好きでもそうでなくても読んでおきたい1冊だ。
コメント