6月に入ったことで標高の高い山に行けるようになった。5月だとまだ雪が残ってたりするからな。(標高1500m以上だと)
ゴールデンウィークに行くと残雪で登山どころじゃなかったりする。なので、6月に会津磐梯山でトレーニングしてきた。
結果的には磐梯町に5泊6日で滞在してトレーニングできたのは2日間だけだった(雨のため)
※会津磐梯山は5月末に開山(山開き)
今回、使ったトレイルランの装備は以下の通り。
会津磐梯山でトレイルラン?初登頂は裏磐梯登山口から。
会津磐梯山に来るのは2018年8月18日以来。その時は裏磐梯のゲレンデを登って登頂した。(裏磐梯登山口)
その時は磐梯山の山頂に行くだけが目的だったので、距離が短い。
てか、日帰り登山なので、山に滞在できる時間は限られる。
山頂からの景色と赤沼付近の景色が印象的。(櫛ヶ峰の方に行ってない)
遠足なのか、やたら小学生が多かった。
会津磐梯山でトレイルラン?標高1800mでトレーニング。
あれから6年以上が経過した。
山頂からの景色はわかってるので、ピークハント(登頂)が目的ではない。
トレイルランのトレーニングをするのが目的。
FUJI100miに向けて筋肉を痛めつけないとな。(過酷なトレーニングをしないとな)
霧で山頂からの景色が見えなくても構わないので、気楽に登れる。と言っても油断は禁物。
どんな山であれ無事に帰ってこれる保証はない。標高が高くても低くても登山は危険と隣り合わせ。
なので、今回も用意周到に準備した。
私の登山時の心構えはこちら「トレイルランに必要なものは?登山時の事故防止は心構えと対策にある」
会津磐梯山でトレイルラン?翁島・八方台・猪苗代登山口。
前回、裏磐梯登山口から登ったので、今回はそれ以外の登山口から登る。
ヤマレコとヤマップで検討した結果、翁島登山口・八方台登山口・猪苗代登山口を使うことにした。
登頂に成功すれば全6コースの内、4コースを制覇したことになる。
問題は天気。梅雨入り前だが、週間天気予報が目まぐるしく変わる。
会津磐梯山の標高は1816mだから天気が良くなければ登れない。わざわざ死にに行く必要はないからな。
会津磐梯山でトレイルラン?標高・残雪・天気予報。
標高が高いと気になるのが雪。
以前、ゴールデンウィークに安達太良山(標高1728m)に行ったら雪だらけでトレイルランどころじゃなかった。
雪に足がハマって抜け出せなくなる。なので、ヤマレコとヤマップで最近、磐梯山に登った人の状況を確認していた。
7月北海道に行く予定があり、8月になるとトレイルランの大会が多くなる。
結局、会津磐梯山に行けるのは6月だけ。
会津磐梯山でトレイルラン?コース開拓してトレーニングした。
なので、2022年6月9日から5日間、磐梯町に滞在した。初日は時間的に電車移動だけで終わる。
会津磐梯山でトレーニングできるのは4日間だけ。しかも天気は期待できない。
それでも毎日、磐梯山でトレーニングする準備をしていた。4日分の携帯食料・レインウェア上下・防寒着。
そして、福島県の磐梯町に到着。電車の本数が少ないし、JRのSUICAが使えない無人駅が多い地域。
ワンマン電車なので駅によっては特定の扉しか開かない。翁島駅より、猪苗代駅の方が停車する電車が多い。
会津磐梯山でトレイルラン?翁島・猪苗代駅からタクシーの人もいる。
翁島駅と猪苗代駅。ここから登山を開始する人もいる。徒歩でそれぞれの登山口に向かうのだ。
健脚の登山家かトレイルランナーでなければおすすめしない。体力の温存と移動時間の短縮でタクシーを使うべき(約2000円)
私の場合は宿泊先から歩くか、走って登山口に向かう。トレイルランナーは移動に金かからんぞ(笑)
初日は翁島登山口から磐梯山・猫魔ヶ岳・厩岳山を通過する。
距離が短いのでトレーニングになるか微妙だが、無事に下山できれば良しとする。
山頂に登るより無事に帰るのが大事。
会津磐梯山でトレイルラン?翁島登山口の急登と危険性。
翁島登山口のコースは急登で、体力と経験がない初心者には向かない。ひたすら登り続ける。
標高1300mから1500m付近はロープで登る箇所があり、一歩間違えれば甚大なダメージを受ける。
標高1600mになると猪苗代湖や町の景色が見えるようになる。
現在の標高と周囲の景色を確認しながら登れるのが翁島登山口コースの魅力。
標高1700m以降はガレ場となり、手足を使って登る場面がある。
そして、会津磐梯山の山頂に到着。
会津磐梯山でトレイルラン?八方台登山口から猫魔ヶ岳へ。
休憩後は八方台登山口に向かう。その先には猫魔ヶ岳がある。
翁島登山口コースでは6人の登山者と遭遇したが、八方台登山口は大量の登山者であふれていた。
八方台登山口の駐車場も満車だった。
目的地の猫魔ヶ岳に向かうも誰もいない。誰もいないから熊が出てきてもおかしくない。
てか、ずっと登りで走れるコースじゃない。
すると正面から3人のトレイルランナーが走ってきた。女性2名男性1名。
女性が前を走って男性が最後尾を走ってるのに驚いた。女性の方が実力があるってことか…。
八方台登山口に向かう人にとっては下りだから走りやすいだろう。
会津磐梯山でトレイルラン?ヤマレコアプリのナビゲーション。
その後は2人の登山家に遭遇しただけ。登り続けて猫魔ヶ岳に到着。
「猫魔」(悪魔の猫?)と言うだけあって楽ではない(走れない)コースだった。
猫のイラストと置物があったのが印象的。
天気が良くないので、いつ雨が降ってもおかしくない。雷になれば一巻の終わり。さっさと厩岳山に向かう。
完全に誰もいない道のりを進む。
本来、コース確認にはヤマレコのアプリとスント9ピークを使う。だが、スント9ピークは機能してなかった。
会津磐梯山でトレイルラン?スント9ピークのナビゲーション。
スント9ピークはルートを16までしか保存できない。このため磐梯山等のルートを保存できてなかった。
(トレーニング時に気づいて良かった。大会時なら大変だ)
2つのナビゲーションで進むはずがヤマレコのアプリしか使えない。ヤマレコだといちいちスマートフォンで確認せにゃならん。
その点、スント9ピークは腕に付けてるから楽にコース確認できる。
さて、天気は悪化しそうだし、水はそんなに残ってない。
さっさと下山するのが上策。
と言っても八方台登山口に引き返すことはできない。車で来てるんじゃないからな。
タクシー使うなら最初から来ない。移動は全部、自分の足だけ。
なので、厩岳山を経由して街に出るのみ。
会津磐梯山でトレイルラン?厩岳山で磐梯町のクワガタ出現。
猫魔ヶ岳から厩岳山のコースは何の魅力もなく、ただ進むだけ。険しさは増すばかりで、いつ熊が出てもおかしくない。
そして、厩岳山に到着。
そう言えば磐梯山に「バンダイクワガタ」いなかったな…。せっかく来たんだからバンダイクワガタ見たかった。
そしたらいた!磐梯町のクワガタ虫が。
いやいや、見たいのは昆虫のクワガタではなく、植物のバンダイクワガタだ。
磐梯山の固有種で6月に花が咲く。次回は見れるといいな。
会津磐梯山でトレイルラン?厩嶽山(うまやさん)祭りと神社。
厩岳山は6月に厩嶽山(うまやさん)祭りが開催される。白い馬と共に装束を着た人達が厩嶽山に登る。
さて、誰もいないし、天気は不安定。更に熊が出てもおかしくない状況。さっさと帰らないと命が危ない。
そんな危機感をもって進んだ。
厩岳山神社に行けば人がいるかも?と思ったが、行ってみたら足元に神社の屋根がある。つまり、ペッタンコに倒壊してるのだ。
その後も悪路のコースで、一部が木々で封鎖されている。それだけ人が通ってないってことだ。
障害物を乗り越えて進む。ナビゲーションがなければ遭難してたかも。
会津磐梯山でトレイルラン?リオンドール磐梯店に到着。
葉っぱで足が切り刻まれる。
やがてゆるやかな下り(林道)になり、榮川酒造ゆっ蔵に出た。ここで水を補給した。(自由に水くめる)
これで無事に帰れる。それにしても腹が減った。道の駅磐梯(お食事処・会津嶺)でラーメンセット食いたい。
道の駅は遠すぎるので、リオンドール磐梯店のイートインスペースで飯食って終了。
エイドステーションが最後にあるのは辛いな。まぁ無事に下山できたから良しとする。
翁島登山口から磐梯山・猫魔ヶ岳・厩岳山でトレイルラン。
こうして翁島登山口から磐梯山・猫魔ヶ岳・厩岳山を通過した。
今日は6時間39分で約20Kmトレーニングした。登りが1485mで、下りが1886mだ。
距離が短く、走れる場所も少ないため、トレーニングになってない。
気持ち的には歩くのがやっとの所まで追い込みたい。しかし、無理すると山から出られなくなる。
次回も会津磐梯山に登るのでその時、トレーニングになれば良い。バンダイクワガタ見れたらいいな。
「雪解け後の磐梯山を縦走!赤植山と櫛ヶ峰の絶景とバンダイクワガタ」の記事に続く。
今回の動画はこちら。
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