2013年6月1日トレイルランニング歴2年になった私はパソコンの前にいた。
それはハセツネカップにエントリーする為である。
ハセツネカップとは別名「日本山岳耐久レース」と言って
72Kmの道のりを24時間内に完走する大会。
人気があり過ぎてエントリーが困難な大会でもある。
山を走る爽快感!ハセツネカップに初めて挑んだトレイルランナーの物語。

ランネットの画面で30分待機して
エントリー画面に繋がったかと思えば「受付終了」と表示された。
初めて挑んだハセツネカップのエントリー合戦は敗退した。
今思えばエントリーできなくて良かった。
何故なら当時の私にはハセツネカップを完走する力がなかったから。
ハセツネカップの参加方法はこちら「ハセツネカップ出るには?エントリーのコツは?攻略完走方法と結果」
ハセツネ30Kに2度挑戦。

2014年のハセツネカップは実力不足なので、回避した。
なので、ハセツネカップの登竜門である「ハセツネ30K」に出場。
2014年の大会は制限時間が6時間30分だった。
ゴールしたものの制限時間を超えた為、完走証は得られなかった。
そして2015年の4月にハセツネ30Kへ2度目の挑戦。
2015年は制限時間が伸びて、7時間となった。
2014年から7時間になっていれば完走できたんだが…。
どうせ挑戦するならと7時間ではなく、6時間30分内の完走を目指して無事ゴール。
次はハセツネカップへの挑戦だ。
日本山岳耐久レース(ハセツネカップ)のエントリーについてはこちら。
ハセツネカップ2015のエントリー完了。

ハセツネ30Kを無事完走したので、次の目標はハセツネカップだ。
エントリー当日は開始から3分以内に受付を済ませた。
トレイルランナー中級者なら16時間内に完走できる大会だが、
制限時間が24時間なので、登山家も多数参加する。
軽装なトレイルランナーに対して登山家は重装備でゴールまで歩き通す。
初めての72Km・夜間走行・エイドステーション無し
とあってどの食料を持つか、水分はどれだけ持つか、かなり考えた。
そうして迎えた2015年10月30日は曇り空で今にも雨が降りそうだ。
着替えや荷物置き場となる体育館は人で一杯。外で準備する事となった。
ハセツネカップ2015スタート!

2015年のハセツネカップには前年優勝の上田瑠偉の姿はなかった。
芸能人の梅宮アンナはハセツネカップ出場予定だったが、あまりの過酷さから出場を辞退していた。
ハセツネ30Kやハセツネカップは渋滞が名物。
あまり後ろに並ぶと渋滞にはまり、走る意欲が削がれる。
当時、水分より食料を多く持つ事を重視していた。
その為、2.5リットルの水は第1関門前に無くなった。
ハセツネカップはエイドステーションがないから補給を受けられない。
例外的に42Km地点(第2関門)に行けばポカリスエットを得られる。
まだ10Km弱の地点にいるのに(水無しで)そこまで行くのは困難。
しかし、可能性があるなら挑戦すべき!第2関門目指して進むのであった。
トレイルランニング歴3年目にしてハセツネカップに挑戦した記録。

第1関門を通過してストックの使用が可能になった。
単なる荷物だった「ブラックダイヤモンド・ウルトラマウンテン」のストックが、足の補助を行えるようになった。
第1関門から第2関門まで急登が多いので、ストックがあると助かる。
(ある程度の走力があればストック不要)
喉が渇いても飲水はなく、食べる事もできない。
持って来た食料は沢山あるが、水がないと食べるに食べれない。
果たしてポカリスエットがある第2関門にたどり着けるのか?
ストックの力を借りながら急登を登る。
腹が減って力がでない。疲労だけが蓄積される。
日本山岳耐久レース(ハセツネカップ)起死回生のポカリスエット。

登っては休憩の繰り返し。
山でのトレーニングが不足していて、水もないから思うように動けない。
夕方からヘッドライトを点灯。夜になると霧が出てきた。
ハセツネカップは例年10月上旬に開催されるが、
2015年は10月31日、11月1日の開催だった。
なので、夜の山はかなりの寒さだ。動いてないと動けなくなる。
だが、水がなくて飲み食いしてないから足取りは重い。
歩くのもやっとだ。
自分がどこにいて、あとどれ位で第2関門のポカリスエットにありつけるかわからない。
ただひたすら前進あるのみ。
体内のエネルギーが枯渇。もはやこれまでか…。

第2関門までに寒さと空腹で生命に関わる状態になっていた。
それでも苦労してエントリーしたハセツネカップを完走したい。
立ち止まる(休憩時間が長くなる)と、全身が凍ってしまいそうだ。
意識が朦朧としながら進み続けて第2関門(42Km地点)到着。

待望のポカリスエットを手に入れた。
これで瀕死状態から普通に歩けるまで回復した。
フラフラな状態では第3関門に辿り着けないからな。
ポカリスエットを補給したものの、水分を取るのが遅すぎて固形物を受け付けない。
バックパック(リュックサック)に大量の食料があるのに食べれないのは残念。
日本山岳耐久レース(ハセツネカップ)夜から朝へゴール目指して進む。

そして寒い夜から明るい朝へ。外が明るくなって寒さ対策は不要となった。
防寒着を来ていたが、今はTシャツでも問題ない。
しかし、今度は吐き気がしてきた。前日の昼にスタートしてから翌日の朝まで食べた量はごく僅か。
吐き出す物はないのだが、吐き気は続いた。
ハセツネカップの制限時間は24時間だが、多少時間も気にしていた。
ゴールしても完走と認められないのは辛いからな。
日本山岳耐久レース(ハセツネカップ)夜から朝まで歩き続けた。

そうして第3関門を通過。ここから全て歩いてもゴールに間に合いそうだ。
ゴールまでの道のりは持って来た水と食料が失敗だったから
次回は改善して挑戦する対策を練っていた。
そしてゴール!やっとハセツネカップを完走した。
22時間以上かけてのゴールに満足できず、自身の走力のなさに呆然としていた。
そんな中、次回ハセツネカップに出る時は16時間に完走すると心に誓うのであった。
「ハセツネカップ完走に必要なお勧めレインウェアやストックの装備品一覧」の記事に続く。


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