「The 4100Dマウンテントレイル in 野沢温泉で65Km走ってきた話」の続き。第一セクションを終え、オリンピック・スポーツパークに帰ってきた。
第一セクション終了時間が12時30分。毛無山の山頂から1時間30分で降りてきた。渋滞がなければもっと早く下れたが、しかたない。
莫大な資金を投じて野沢温泉に来たのでリタイアできない。灼熱地獄の暑さと難コースに挑む!
30分の時間があっても10分休憩したらあと20分。第二セクションを突破できるかな?
野沢温泉トレイルラン65Km完走?暑さと水とバナナが辛い。
関門閉鎖まで30分あるが、のんびりしてはいられない。本当は20分くらい休憩したいが、次の関門が気になる。
野沢温泉トレイルランのエイドは水とバナナしか出ないので、腹の調子が徐々に悪化する。同じ物しか飲み食いしてないと腹もおかしくなる。
時折、持参した6Pチーズとチーズかまぼこを食べて進んだ。ジェルもあるが、飲む気になれない。武尊山スカイビューのようにカレーとラーメン食べたい。
水だけで65Kmは辛すぎる。コカ・コーラ、もしくは炭酸飲料を飲みたい。でも周囲の自動販売機は全部売り切れ。
OSJ主催の大会はエイドに期待できないけど、野沢温泉トレイルランもエイドはだめね…。
野沢温泉トレイルラン65Km完走?第二セクション開始。
時間も体力も余裕がないが、オリンピック・スポーツパークを出発。もっと休憩したいが、次の関門に間に合わなくなる。
野沢温泉トレイルランは第1関門(セクション)がいちばん短く、第2関門も甘くはない。だが、第3セクションに入ってしまえば時間的な余裕が生まれる。
果たして16時30分までにオリンピック・スポーツパークに戻ってこれるだろうか?時間を気にしててもしょうがない。前進あるのみ。
大会前日に買い物したかったが、携帯食を買える店がない。いつもはスーパーマーケットで買うんだが。
別大会でカレーライスとラーメンを食べた話。「ストック必須の武尊山トレイル攻略体験記!ヘッドライトが点かない?」
野沢温泉トレイルラン65Km完走?灼熱の暑さと急登。
野沢温泉の第二セクションは距離は短いが、超高難度のハードコース。事前の競技説明動画を見てなければここで甚大なダメージを受けていた。
オリンピック・スポーツパーク出発後、通過するのが北竜湖。この直前に自動販売機がある。だが、炭酸飲料は売り切れ。残ってたアクエリアスを飲む。
これが後に大きな影響を与えた。水しか飲んでない状態に適切な塩分が投下されたのでリフレッシュできた。のんびり飲んで5分の小休止。
もっと休憩したいし、北竜湖も眺めたかったが、そんな余裕はない。前進し続けないと関門が危うい。
ようやく水以外の物を飲めたね!この先、炭酸飲料(コカ・コーラ)飲めるかな?
野沢温泉トレイルラン65Km完走?北竜湖と小菅神社。
北竜湖を出発してしばらくすると無限の石段が現れる。小菅神社への道のりだ。ただでさえ暑苦しい状況なのに更に汗だくになる。それほど険しい道のり。
登っても登っても終わらない石段地獄。周囲の選手たちがいるから進めるが、単独で来てたら撤退したくなる状況。暑くて苦しい。登りも苦しい。
道中、標識があるので、山頂(小菅神社)と自分の位置関係がわかる。あまりにも山頂と自分の現在地と差がありすぎて愕然とする。
小菅神社を通過後は制限時間が気になっていた。16時が関門なら間に合わない。16時30分までだったので助かったが。
野沢温泉トレイルラン最大の難所、小菅神社を通過したね!関門には間に合うかな?
野沢温泉トレイルラン65Km完走?オリンピック・スポーツパーク。
小菅神社からオリンピック・スポーツパークに到着。あと1回戻ってこないといけない。休憩しようと思ってたら驚くべき情報が入ってくる。
なんと!65Kmの選手が続々とゴールしてるらしいのだ。まだ第二セクション終わったばかりなのに、すでにゴールしてる選手がいるとは驚き。
山を平地と同じように走るトレイルランナー。凄すぎて言葉がない。てか、自分もそうならなきゃいけない。でも今はそれどころじゃない。
第三セクションに入れば時間的にゴールしたも同然と聴いていた。関門時間に余裕が出てくるからだ。
第三セクションが終わったトレイルランナーがいれば、第三セクションが始まる選手もいる。完走証を持って帰ろう!
野沢温泉トレイルラン65Km完走?第三セクションと制限時間。
次の関門は22時。第三セクションを全部歩いたとしても関門は通過できるし、ゴールできる。第三セクションは舗装路が7割、山3割。
ただ、野沢温泉らしく、登りになったら山頂まで登るコースは変わらない。全部登って全部下る。それが野沢温泉トレイルラン。
道中は一刻も早く、夜になってほしかった。夜になれば灼熱地獄も終わるだろう。とにかく暑くて暑くて辛い。日暮れはまだか…。
舗装路をひたすら登る。早く夜になって気温が下がれ!と思いながら。
夜の山道は楽しいよね!普段できないことがやれるんだから。でも暑さばかりはどうにもならない。
野沢温泉トレイルラン65Km完走?長坂ゴンドラ山頂やまびこ駅。
結局、夜になっても暑さは変わらなかった。ただ、日焼けを心配する必要はない。出発前に日焼け止めを塗ってたが、汗で流れて効果が薄くなっていた。
この時は前後の選手との距離が広がり、単独で進んでいた。時折、道が合ってるか心配になるが、スント9のナビゲーションのおかげで正規ルートを進めた。
なんて便利な世の中なんだ!自分のいる場所も標高もおおよそわかる。この先、登りになるのか下りになるのかも把握できるから体力配分にも役立つ。
第三セクションはほぼ単独で進んだ。スント9とボランティアスタッフの案内がなければゴールできなかった。
夜のトレイルランは楽しいと言っても女子一人が山を進むのはどうかな…。まぁそれも含めてトレイルランニングだけど。
野沢温泉トレイルラン65Km完走?長坂ゴンドラ山頂からゴール。
朝11時頃に到着した長坂ゴンドラ山頂やまびこ駅に再び到着。水とバナナしかないのはわかってるので期待もしない。今は20時15分。時間的にゴール確定。
エイドでじっくり休んで20時30分に出発。ゴールは確実と言っても、スイーパーが近づいてるとの情報を得た。最後尾にならぬよう進む。
多少は走る体力があるのだが、靴の中(足)がブヨブヨして走れない。後で見たら足指の水ぶくれが凄かった。靴が合わないのかもしれない。
長坂ゴンドラ山頂やまびこ駅からは下りしかない。しかも舗装路。走る力があれば大幅に時間短縮できる。
常に関門ギリギリだったのに90分の余裕ができたね!もちろん、少しでも速くゴールしたいだろうけど。
野沢温泉トレイルラン65Km完走?ゴール目指して歩き続ける。
緩やかな舗装路をひたすら歩く。走る体力は残ってるはずだが、足の違和感で走れない。
体調そのものは悪くないので、確実に完走を目指す。23時前後にゴールできそう。完全に単独で進んでいる。
前後左右は真っ暗だ。時々、道に迷いそうになるが、スント9のナビゲーションを信じて進む。
所々にボランティアスタッフがいるので、道があっている事を確認できる。
もし、ボランティアスタッフがいなければ迷いそうな場所もあった。
野沢温泉トレイルランのエイドはしょぼいが、道案内はしっかりしてた。これなら深夜でも正規ルートを進める。
真っ暗闇の山を単独で進むのとコースがあってるのか心配になるよね。野沢温泉トレイルランは大丈夫そう。
野沢温泉トレイルラン65Km完走?第二セクションからゴールまで。
ひたすら歩き続けて街に出た。10Kmは歩いたはず。あとはゴールするだけ。と、思ったら後ろの2人が走って行った。
その直後にスイーパー出現!ついにスイーパーが来てしまった。丁度、緩やかな下り坂なので、私は走り出した。
下りは得意中の得意。すぐに1人を抜き去った。さらばスイーパー。桃太郎電鉄の貧乏神を思い出す。
そのまま走り続けたらもう1人抜けて、後ろから3番目に浮上。そしてゴール!
これで有名な野沢温泉トレイルランを完走した。次はFTR100か、伊豆トレイルジャーニーに出場する。
翌日は野沢温泉の外湯に行ったんだよね!「ぬる湯」でも体感70度でとても入れなかったとか。
30度を超える暑さと難コースで約150人ものリタイア者が出た野沢温泉トレイルラン。苦しいながらも少しは他の選手と会話できて気が紛れた。
特にゼッケン6130番の方。もし、記事を読んでたら連絡ください!まぁ読むわけないよな。またどこかで会えるといいが。
The 4100Dマウンテントレイル in 野沢温泉65Kmリザルト | ||
65kmの部 | 男子 | 女子 |
申込者数 | 635 | 95 |
出走者数 | 539 | 84 |
完走者数 | 405 | 69 |
リタイア数 | 134 | 15 |
完走率 (%) | 75.1 | 82.1 |
「マウンテントレイル野沢温泉65Km完走時の装備と攻略方法」の記事に続く。
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