両方を比較しても大きな違いはない。てか同じ腕時計である。
大きさも重さも同じ。物欲に負けて買っただけ。でもちょっとした違いはある。
結論、買うならスントレースにすべき。
※後半にスントレースS(Suunto Race S)のレビューあり。
スントレースとバーティカル比較!スチールとチタニウムの違い。
スントバーティカルについてはこの記事に書いた「スントバーティカル評価レビュー!トレイルランで登山地図の使い方」
スントバーティカルとレースは「チタニウム」と「ステンレススチール」版がある。
チタニウム(チタン)製だと10グラムほど軽いが、1万円高い。
軽くなっても画面の大きさは同じである。
重さを気にするならチタン、気にしないならスチール製を買うべき。
スントレースとバーティカル比較レビュー!はっきり言って同じ腕時計。
バーティカルとレース、どちらにせよスント9を使ってるととても大きく感じる。
直前までスント9ピークを使い、バーティカルとレースを持ったらずっしり重い。
(バーティカル86グラム・レースは83グラム)
その反面、画面が大きくて見やすい。
特に地図ナビゲーションは最高である。大きくてカラーの画面はルートナビゲーションで重宝する。
現在地の周囲がわかる登山地図(ルートナビゲーション)
スント9までは進んでる方向しかわからなかった。だから周囲の状況は全くわからない。
だが、バーティカルとレースでは現在地の周囲も表示される。しかも拡大・縮小できる。
カーナビまでいかないが、現在地と周囲を確認できるから道が迷いにくくなった。
しかもオフラインで使える。なので、事前にWi-Fiで日本地図をダウンロード・インストールしておいた。
スントレースとバーティカル比較レビュー!GPSの計測時間。
肝心のバーティカルとレースの違い。それは計測時間。バーティカルの方が長時間、継続できる。
バーティカルはトレイルランニングを含む、登山やアドベンチャーレース向けといえる。
チタニウムソーラーモデルだと充電不要。厳密に言えば太陽光で充電される。
だから充電器もコードも持ち歩く必要はない。
トランスジャパンアルプスレースのような1週間かかる大会でも記録できる。
スントバーティカルのチタニウムソーラーなら充電不要。
なので、計測時間ならバーティカルを買うべき。チタニウムソーラーのタイプな。
スチール製でも長時間計測できるけど、そこは自分の用途で考えよう。
対するスントレースは少し計測時間が短い。
- バーティカルの計測60・90・140・500時間
- スントレースの計測40・50・70・120時間
上記はステンレススチールの倍である。
いくらウルトラトレイルランナーでも120時間以上計測することはないだろう。
トルデジアンとかトランスジャパンアルプスレースに出なければ「スントレース」で充分。
スントレースとバーティカル比較レビュー!カラーで高解像度の画面。
画面の見やすさはスントレースが良い(高精細AMOLED画面)解像度が高いから瞬時に内容を把握できる。
山でのルートナビゲーションは見やすい方が良い。
あと、スントレースの方が操作性が良い。
バーティカルだと3つのボタンで操作するが、スントレースはデジタルリューズ(回して操作)する。
これがとても楽なのだ。ボタンばかり押してると指に跡が付くからな。まぁそんなにボタンを押す機会はないが。
スントレースとバーティカル比較!トレイルランニングで使うなら。
ここまでの話をまとめる。冒頭に書いたようにスントレースとバーティカルは同じ腕時計である。
大きさ・重さ・軽さ、その他の機能も同じ。あえて言えば3つの違いがある。
- 計測時間
- 画面の見やすさ
- 操作方法
なので、画面が見やすくて操作が楽なのはスントレース。計測時間で選ぶならバーティカルとなる。
どちらか迷った時もスントレースにすべき。時計に限らず、後から発売された方が高性能なものだ。
スントレースとバーティカルの登山地図(ルートナビゲーション)
ここからの話はスントレースとバーティカル共通である。
登山地図(ルートナビゲーション)について書いたので、血中酸素濃度について書く。
血中酸素濃度はその名の通り、血中の酸素のことを意味する。
血中酸素濃度酸素濃度は96%から99%と言われる。
と言ってもあくまで目安でしかない。スントのGPS時計は医療用じゃないからあまり気にする必要はない。
俺も計測したが、平常時で90%だった。
スントレースとバーティカルの血中酸素濃度と心拍計、緊急警報。
血中酸素濃度酸素濃度だけでなく、心拍もはかれる。今どきの時計なら心拍計は標準装備だろう。
トレイルランニングにとって心拍数は大事。山を登って下って、心拍の変化が大きいからな。
俺の場合は心拍160付近を上限として走ってる。それ以上だと、体力の消耗が激しい。
その他、高度計と気圧計も付いてる。高度計は山の高さを表す。
気圧計は天気の変化を見るもの。悪天候になりそうだと「ストームアラーム」が鳴る。
ストームアラームとは雨風警報のことを言う。
スントレースとバーティカルのコンパスと位置情報(座標表示)
使わないけど、あったら嬉しい機能それがコンパスと位置情報(座標表示)
ルートナビゲーションを使えばコンパスを使うことはない。
だが、登山地図をダウンロードしてない時にコンパスを使える。
それとコンパスがトレイルランニング大会の必携品となる場合もある。
ちなみに日本全国の登山地図をダウンロードするのに1時間かかった。
もちろん、登山地図は日本以外の国でもダウンロードできる。
スントレースとバーティカルは道迷いしないが、遭難救助も可能。
位置情報(座標表示)は山での位置を表示できる。これは山で遭難した時に座標を伝えて救助を待つと言うもの。
山で救助隊に位置を伝えるのは難しいが、座標でなら簡単に伝えられる。
と言っても山で遭難しないのが理想だが。
- 登山地図(ルートナビゲーション)
- 血中酸素濃度
- 心拍計
- コンパス
- 位置情報(座標表示)
この5つの機能は近年スントから発売されたGPS時計に備わっている。俺のスントピーク9もそうだった。
スントレースとバーティカル比較レビュー!登山地図と血中酸素濃度。
この記事のまとめ。スントレースとバーティカルは同じ時計である。
500時間ほど計測したいならバーティカルを選び、120時間までで良ければスントレースを選ぶ。
それでも迷ったらスントレースを買う。
トレイルランニングは山だからコースの先が見えない。
そんな時でもルートナビゲーションと高度計があれば安心して進める。
この先、登るのか下るのかわかるだけでも精神的に楽だ。
GPS時計と共に保護シートも買うのを忘れずに。(保護シートはこちら)
2024年のGPS時計は下の記事を見てくれ!
スントレースS(Suunto Race S)の違いは?評価レビュー。
はっきり言ってスントレースとスントレースSは同じである。
あえて違いをしめすと以下の通り。
- Suunto Race Sの方が小さくて軽い。
- 電池持ちで劣る。
- Suunto Race Sは7色のベルトから選べる。
- Suunto Race Sの方が安い。
Suunto Race Sは小さくて軽いので、トレイルランナー向きである。
なお、Suunto Raceは82280円、Sは64900円と、差額17380円だ。
同じ性能なら安い方がいいよな。Suunto Race Sの詳細はこちら。
Suunto Race Sを比較した結果(トレイルランナーなら買うべき)
7つの色(ベルト)から選べるが、ベゼル(時計本体)は2種類だけ。
5つが黒だが、2つは白だ。
パウダーグレーとパウダーピンクだけが白ベゼルになっている。
俺はオレンジのベルトを買おうとしたが、ベゼルが黒なので辞めた。
パウダーグレーはベゼルとベルトが白で統一されてるので、高潔な感じがする。
どれを買うか迷ったらSuunto Race Sを買うべき。
小さくて軽くて安いのだからSuunto Race S以外は考えられない。
あとは好きな色を選ぶだけ。Suunto Race Sの詳細はこちら。
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