前回記事「ストック必須の武尊山トレイル攻略体験記!ヘッドライトが点かない?」の続き。
70Kmの選手達の最後の補給場所赤倉林道分岐を20時30分に出発。まだまだ元気で好記録(大会当日ゴール)も期待できる。
この赤倉林道分岐では140と70の選手で分かれる。140の人は40Kmもの道のりを進むが70の人はショートカットして5Kmだけ。
浅松山合流で共に走るようになる。70の選手にしたらまもなくゴールとも言えるが、浅松山合流からは小刻みな上り下りが続く。
武尊山70浅松山から雨乞山への道のり。
雨乞山までは標高1300m前後を登ったり下ったり。延々と終わりがないかのように繰り返される。台風接近中の為、22時から小雨が降ってきた。
レインウェアを着てるから他者のゼッケンが見えない。もはや140も70の選手も区別がつかない。ひたすらゴールを目指すだけ。
これまで絶好調だったが、67Km地点で異変が起きる。吐き気がして走れないのだ。やがて歩くのも困難になる。
ゴールまであと11Kmあるが、山の11Kmはそう簡単にたどり着かない。ゆっくりでも1歩1歩進む。原因は食べすぎ。
武尊山70食べすぎの満腹で動けない。
疲れて動けないのではない。食べすぎで動けないのだ(笑)
オグナ武尊スキー場でカレーライスとカップラーメンを2杯ずつ、赤倉林道分岐でおにぎり等を食べた。
それだけなら問題ないが、頻繁なアップダウンで腹に悪影響を及ぼした。
消化不良で歩行困難になったが、雨乞山のウォーターエイドに行けばなんとかなる。
苦しい状況だったが、前進し続ける。ここだけで50人に抜かれたが、なんとか雨乞山に到着。
メダリスト・クエン酸があるものの、水すら飲めない。ここで30分休んだから更に50人に抜かれた。
雨乞山から川場村まで130人に抜かれた。
絶好調から絶不調の状態だが、食べすぎても後悔してない。山の景色と食べる事が楽しみなのだ。食べた量なら優勝だろう。
結果、雨乞山付近で100人に抜かれてしまった。それでも休んだお蔭で歩けるまで回復。あとはゴールまで下るだけ。
得意の下りはいつも猛ダッシュなのに、歩いて進むなんて残念すぎる。下ってくとやがて街に出る。トレイルの大会では山より街で道に迷う。
前後に他の選手はいないから自分自身で判断するしかない。・・・前はともかく、後ろに誰もいないのはおかしい。
武尊山70川場村ふれあい広場でゴール。
前進し続けるも後方に明かりが見えない。距離表示もないからコースアウトだ。1.5Km引き返して正規ルートに復帰。
その間、また30人に抜かれる。腹の状態は良くなっても走ると悪化しそう。深夜3時で、夜明けも近くなる。小雨は降ってるが寒くはない。
そしてゴール!終盤130人に抜かれたが完走できた。いつもゴール後は空腹だが、今回は満腹。うどんも美味しく感じない。
ホテル田園プラザで無愛想な従業員に500円払って入浴。川場村小学校で荷物を受け取って休憩。
川場村から上毛高原行きのタクシー乗車。
帰りのバス情報が明確に掲示されてないから出発時間がわからない。スタッフから川場村文化会館に詳細が書かれてると情報入手。
だが、上毛高原行きは6時に出発したから次は8時と書かれてる。2時間に1本てなんだそりゃ?しかも順番待ちが多くて8時のも乗れない。
別なスタッフがタクシーを呼んでくれたので、4人で割り勘して乗車。上毛高原駅から帰路につく。
2020年は「山田昇メモリアルカップ」に挑戦!
140の選手はスタートが川場村小学校だからバス時刻を調べられるが70の選手はそうは行かない。
あらかじめ上州武尊山スカイビュートレイルのホームページで掲載してくれれば良いのに。(大会後に掲載されてるのを知った)
だが、時間通りに乗り場に行っても乗れない。小型マイクロバス1台に対して待ってる人が2倍以上いるから。
乗れなかった人は次のバスを待つことになる。
来年以降、改善すべき点だ。さて、今回は約78Kmの道のりを走破した。
翌月に出場予定だった日本山岳耐久レース(ハセツネカップ)は台風で中止。
2020年9月は4連休になるから山田昇メモリアルカップ143Kmに挑戦しよう。


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