世界中のトレイルランナーが目標にしているUTMB。
UTMBで3位以内に入れば「プロ」になれると言われる。
それほどUTMBで上位に入るのは難しいのだ。
この記事ではUTMB2014から2017年の大会について書いた。
ウルトラトレイル・デュ・モンブラン(UTMB)の歴史
2015年大会ではこれまでメインスポンサーを務めていたノースフェイスからコロンビアに変更された。
2016年はウルトラトレイル・デュ・モンブランから「UTMB」が正式名称となった。
そのUTMBのホームページを見たらなんと!
日本の国旗があったので、日本語のページがあるのかと思いクリックしたが何も変わらなかった(笑)
恐らく日本語のページを作成中なのだろう。
俺がUTMBに出場する時はホームページを日本語で読めるだろう。
今はグーグル翻訳を使うしかない。
UTMBに出走する方法はこちら
UTMB抽選結果発表!2013-2015 CCC/TDS/OCC
UTMBにはCCC・TDS・OCCと言った関連レースがあるが、各大会の合計数だ。
エントリー人数
- 2016年 481人
- 2015年 475人
- 2014年 557人
- 2013年 347人
抽選直後の当選者数合計
- 2016年 285人
- 2015年 260人
- 2014年 280人
- 2013年 201人
関連大会(UTMB・CCC・TDS・OCC)を含めてエントリーした日本人は481人で当選が285人。
エントリー数が少ないのはそれだけ過酷で遠方のレースだからだろう。

滞在日数はもちろん渡航費用も30万円以上かかる。ホノルルマラソン(20万円以上)と比較しすれば安い方か!?
そう何度も参加できる大会ではないが、それでも完走したいのがUTMB。
UTMB2016丹羽薫が女子8位入賞!Fuji100mileでは女子4位だった。
9月に開催されたUTMB(旧称・Ultra-Trail du Mont Blanc)で女子8位となり、
日本人女性としてUTMBの表彰台に初めて立った丹羽薫選手。
2015年のFuji100mileでは女子4位2016年のUTMBでは29時間17分41秒の8位でゴール。
女子選手のレベルは年を追って上昇しているが、29時間台で完走できる女子選手はごく僅か。
日本の女性トレイルランナーとして快挙と言える。
前半絶好調で5位も狙えそうだったが、中盤暑くてペースを落としたら若干順位が落ちたと言っていた。
丹羽薫選手、女性でありながらUTMB30時間内にゴール。
9月に2度開催された「祝!UTMB女子8位入賞記念 Team SALOMON 丹羽薫選手UTMB報告会&Fuji100mile直前対策クリニック」
では丹羽薫さんのノウハウやアドバイスが聞けるほか、丹羽さんのサイン入りSALOMONシューズバッグのプレゼントがあった。

丹羽薫選手のUTMB報告会とFuji100mile対策は聴きたかったが、東京都と兵庫県は遠すぎて行けなかった。
UTMB2017抽選結果発表!日本人当選者数は?CCC/TDS/OCC
UTMB2017の参加者、抽選結果は以下の通り
- UTMB(全体の定員2300人)
エントリー数284人当選者120人 - CCC(全体の定員1900人)
エントリー数95人当選者57人 - TDS(全体の定員1600人)
エントリー数73人当選者68人 - OCC(全体の定員1200人)
エントリー数28人当選者14人
落選すれば優先権が得られるものの、トレーニングしつつ1年間待つのは大変だ。
※2016年当時
UTMB2017の結果!土井陵・原良和・松永紘明・飯野航が完走
フランスのシャモニーをスタートしてスイス・イタリアを経由して戻ってくる
ウルトラトレイル・デュ・モンブラン(UTMB)は今年も開催。
2015年と2016年は非常に天気が良くて暑さ対策が必要だった。
2017年のUTMBは強風が吹き荒れ、雨も降る展開。
上位選手がリタイアする中、日本人選手達が大健闘。25位の土井陵を初め、
ウルトラマラソンランナーであり、Fuji100mileを優勝した原良和は41位
毎年のようにUTMBに参加している松永紘明は51位
NHKのグレートレースに何度も出演してる飯野航は90位となった。
そんな中、丹羽薫選手は女子4位でゴール。
2016年の8位も凄かったが、2017年は4位とある意味鏑木毅の3位に次ぐ勢いだ。
男性より女性の方が競技人口が少ないとは言え、
世界最高峰のトレイルランニング大会で、女子4位になるのは本当に凄いことだ。

UTMB種目、TDSでは上宮逸子が11位に!
UTMBが約170Kmで開催されるのに対してTDSは約120Kmで行われる。
上宮逸子選手によると悪天候の時間帯もあったUTMBに対してTDSは天気に問題はなかったと言う。
上宮逸子選手は京都出身で、宮城県に転勤となり、トレイルランニングを開始した。

上宮逸子選手は京都出身なのに京都弁ではない。京都や大阪のような独得の話し方(方言)はない宮城県での生活が長かったからだろうか。
トレイルランナーとしての強さだけでなく周囲への配慮がある優しい女性である。
TDSは距離こそUTMBより短いものの、過酷さはUTMBより上とも言われる高難度のカテゴリーだ。

学生時代にやっていたバドミントンからトレイルランニングへの転向である。
現在では宮城県から愛知県に転勤となり、世界のトレイルランニング大会に参加すべくトレーニングを重ねている。
ちなみに上宮逸子選手のTDSゴールタイムは21時間28分55秒である。


「トレイルラン女子のジャケットとパンツを紹介!女性の服装選び」も読んでね!

UTMB種目、OCCでスカイランナー吉住友里が4位入賞!
UTMBhCCC・TDS・OCCのカテゴリー(種目)がある。
その他、PTLと言うチーム参加のカテゴリーもあるが、今回は割愛。
OCC(56Km)ではバーチカルと呼ばれる急激な坂を登る競技で活躍する吉住友里が4位入賞。
吉住友里さんのインタビューによると50Kmのような長距離練習が不足してOCC後半では足を消耗していたとの事。
OCCから2週間後の蔵王スカイランニングでは見事優勝!今後は粟ケ岳と尾瀬岩鞍バーティカルキロメーターに参加する。

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UTMB2017の大会要項も発表された。
開催期間は2017年8月28日(月)から9月3日(日)で、
エントリーは
- 170KmのUTMB
- 101KmのCCC
- 119KmのTDS
- 55KmのOCC
TDSとOCCは共に2016年12月15日(木)から2017年1月4日(水)

抽選結果発表は2017年1月12日(水)10:00(日本時間同日18:00)
いきなりUTMBに挑むよりはCCCを完走したいんだよな。いずれにせよ今の目標は国内のFuji100mile完走である。
UTMB2017日本人当選者は303人(土井陵や原良和・松永紘明)
UTMBとはフランスをスタートしてスイス・イタリアを経由後にフランスに戻る。
トレイルランニングでは世界最高峰の大会である。
距離は170Km(100マイル弱)でUTMB以外にもCCC・TDS・OCCと複数のカテゴリーがある。
アマチュアでUTMBに挑戦して優勝や入賞と言った結果を残せればスポンサーが付いてプロのトレイルランナーになれる。
鏑木毅選手はアマチュアだったが、UTMBで3位になった事でプロトレイルランナーの道が開けた。
UTMB2017抽選結果発表。
昨年12月15日から募集されていたUTMBに日本人564人がエントリー。その内、303人が当選した。
2016年の285人を超える日本人ランナーが2017年のUTMBに挑戦する。
UTMBに挑戦できるなんて、とても羨ましい。実際に当選した日本人をUTMBホームページで見れる。
UTMBのページを開いたら
RUNNWRS>THE2017RUNNERS>COUNTRYでJAPANを選択するとエントリーした日本人全員が表示される。
抽選結果表示でStatuteの欄が「To Pay」なら当選で「Refused」は落選。
「Registered」は優先出走権での当選か、当選後にエントリー手続きを済ませた事を表す。
日本人有力選手達の動向。
当然ながら有力選手は抽選なしで出走する。
170KmのUTMBの他、101KmのCCC・119KmのTDS・55KmのOCCも抽選結果が発表された。
UTMBは2016年と同様の人気だが、CCCとOCCは日本人参加者が増えた。
TDSも世界全体で見ると定員を超えている。
UTMB参加者2016年で女子8位になった丹羽薫・2015年11位の土井凌・2013年Fuji100mile優勝の原良和
NHKグレートレースで放送された砂漠マラソン優勝の飯野航。その他、松永紘明・須賀暁選手。
CCC参加者2016年IAUトレイルランニング世界選手権代表の太田美紀子・大松智恵・滝川次郎。
TDS参加者2016年HK100で7位の大瀬和文・黒田清美・上宮逸子・湯浅綾子。
OCC参加者2016年CCC2位の上田瑠偉・原朋子。
昨年のCCCで準優勝した上田瑠偉選手が距離の短いOCC(55Km)に出るのは意外だ。
原朋子さんは原良和さんの妻だろう。日本人選手については下の記事を読め!
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