２０２３年の５月に出るはずだった彩の国トレイルラン。いつの間にか募集が始まり、終了してた。
なので、代替えとして阿蘇火山トレイルラン（ASO VOLCANO TRAIL）に出ることにした。
結論を言うと、コースロストしてリタイア。山中を１時間さまよって時間切れとなった（遭難して救急車出動）
４００人がエントリーし、３８０人が出走。完走率３４．６％だからゴールしたのは１００人程度。
もし晴れてたら完走率９５％あっただろう。
阿蘇火山トレイルランのコース攻略！難易度と完走率は？出走結果。
２０２３年は豪雨・強風・泥・寒さ・渋滞・遭難でゴールできなかったが、天気が良ければかなり良い景色が見れる。
どんな大会でも天気によって完走率は大きく変動する。
特に２０２３年は事前に豪雨（雷雨）の予報だったから出走しない人も多かった（DNS）
ある意味、悪天候で出走しなかった人は出費を抑えられて良かったな。
コースは１１０Kmにしては簡単。広島湾岸トレイルランの方が格段に高難度。
九州の人が最初に挑む１００Kmクラスの大会。それが阿蘇火山トレイルランなのだ！
阿蘇ラウンドトレイルから阿蘇火山トレイルランへ！
２０２３年から新設された阿蘇火山トレイルランは１０５Kmを２８時間で走る。累積標高が５０００ｍなら俺でも完走できる。
１００Kmクラスの大会を１０００人で走ったら楽しいよな。だから阿蘇火山トレイルランに参加する。
問題はＦＵＪＩ１００mi（旧ＵＴＭＦ）から２０日間しかないこと。もう少し間隔を開けたかったな。まぁ走れるぐらいに回復してるだろう。
本心を言うと以前、開催されてた阿蘇ラウンドトレイルに出たかった。
そうは言っても仕方がない。もう阿蘇ラウンドトレイルは開催されないのだ。
阿蘇火山トレイルランに１０００人参加するとは思えない。
彩の国トレイルランみたいにエントリー失敗するわけにはいかない。
と思いつつ、１０００人の定員に達するわけないだろうと思っていた。
参加費はあまり早く払うべきじゃない。資金がロックされた状態になるからな。
私は特別な理由がなければ「１日」に決済（エントリー）する。
ＦＵＪＩ１００mi（旧ＵＴＭＦ）なら１２月１日、奥信濃１００なら２月１日、阿蘇火山トレイルランなら３月１日だ。
阿蘇火山トレイルラン（ASO VOLCANO TRAIL）の募集期間延長！
クレジットカードなら支払いを１ヶ月遅らせられるが、月末に払うと損だ。できるだけ支払日は遅い方が良い。
しかも阿蘇火山トレイルランは１月１６日に募集開始したものの、なかなか定員に達しなかった。
結果、３月１４日まで期間延長された。期間延長するくらいだから３月１日まで待ってもエントリーできると思ってた。
だが、エントリーを遅くすると定員に達するリスク以外に問題が生じる。
阿蘇火山トレイルラン（ASO VOLCANO TRAIL）の参加者は４００人？
４月にエントリーリストが公開された。４００人ぐらいしか参加してない。
ここから１割は参加しない（DNS）から３６０人いるかどうか。
１０００人の定員には達しないと思ってたが、こんなに少ないんだな。
広島湾岸トレイルランは１０００人の募集で５００人の参加だった。１００Kmクラスで３６０人ぐらいだと単独走行が多くなる。
ボリュームゾーンを走れる人はいいが、俺はテールエンダーだからな。
真っ暗闇を１人で進むことになるだろう。女性たちは夜道、怖くないのか？
阿蘇火山トレイルラン！熊本空港への航空券を予約する。
航空券の争奪戦になるのだ。熊本空港にいくなら東京か大阪の空港から行くことになる。
阿蘇火山トレイルランにエントリーした３月１日では大会前後の主要な時間帯は抑えられてた。
いつも新幹線だから航空券の予約まで考えてなかった。
JALとANAがセールを行ってかなりの席が埋まってた。
やむなく前々日の夜に高速バスで移動し、成田空港に行くことになった。
阿蘇火山トレイルラン！東京と大阪、どちらから熊本空港へ？
往路は早朝の航空券しかなかったのだ。同様に帰路はゴール後の航空券がなく、月曜日に帰ることになった。
まぁそれはそれで熊本県を観光できるので良いが…。（熊本城と水前寺成趣園は必ず見てくる）
広島湾岸トレイルランの時はなんとなく予約して大会会場に到着できたんだがな。
もっと早くソラハピ
阿蘇火山トレイルラン（ASO VOLCANO TRAIL）JALとANA。
また、阿蘇火山トレイルランは指定の宿に泊まる必要がある。今回は後泊するので、楽天トラベルで予約した。
こんなに航空会社（ANA・JAL・ピーチ・ソラシドエア）のホームページを比較しまくったのは始めてだ。
これがＵＴＭＢに行く時はどうなるのだろう？海外で飛行機の乗り継ぎなんて難易度が高すぎる。
言葉が通じず、文字（英語・フランス語）も読めない。そんな状況でシャモニーにたどり着けるのか？
ＵＴＭＢに参加する方法はこちら「ＵＴＭＢ日本人のエントリー方法！出るにはランニングストーンが必要」
阿蘇火山トレイルラン（ASO VOLCANO TRAIL）装備確認。
大会会場に来たら装備確認をする。
トレイルランニングシューズ・ライト２個と予備電池・サバイバルブランケットを確認された。
必携品に「靴」が入ったのは初めてだ。綺麗な状態でないと、その場で洗うことになる。
その後に受付。ゼッケン２枚を入手した。阿蘇火山トレイルランは靴に計測チップを付けない。
ゼッケンに少し厚みのあるテープが貼ってあり、それで計測する。
これなら全く走りに影響しない。
参加賞は米・酢・甘酒・マクドナルドの引換券。
他の大会のようにTシャツ・サンバイザー・ソフトフラスクはない。
阿蘇火山トレイルラン（ASO VOLCANO TRAIL）前夜祭に参加した。
阿蘇火山トレイルランの前日は阿蘇ホテル１号館に宿泊。たよりないスタッフ対応とぬるい温泉が難点。
４人部屋で実際に来たのが３人だけ。豪雨と雷の予報だから当然と言えば当然だ。
夕方からは前夜祭に参加した。
大会の参加者が４００人だから前夜祭に来るのはかなり少ないと思っていた。
実際には１００人は来ていたので、それなりに賑わった。
ただ、ビニールハウス内でやったから焼肉の煙が充満している。
阿蘇火山トレイルラン（ASO VOLCANO TRAIL）焼肉パーティー？
肉は１パック渡された。他におにぎり２個と野菜のセットだ。
食べ物だけだと前夜祭に参加する価値は微妙だが、他者と交流したければ参加すべき。
１００Kmを走るトレイルランナーと仲良くなるチャンスだ。
ただ、飲み物は別料金５００円なので要注意。
この前夜祭にはボランティアの人も参加していた。
大会ボランティアをするだけでも素晴らしいのに、前夜祭にも参加するなんて！
阿蘇火山トレイルラン（ASO VOLCANO TRAIL）最長距離の移動。
席が近い人たちは大阪府と兵庫県が多かった。俺（美山走希）みたいに飛行機に２度乗って来る人は稀だ。
選手とボランティアの人と交流することを考えれば前夜祭に３５００円の価値はあったと言える。
人との出会い（交流）は社会人になるとそうそうないからな。
大会後は熊本城と水前寺成趣園を見るのが楽しみ！
航空券はソラハピ
阿蘇火山トレイルラン（ASO VOLCANO TRAIL）大会当日編。
そして夜。
どんな大会でも前日は眠れない。緊張？私の辞書に緊張の文字はない。
隣と上の部屋がうるさくて眠れないのだ。４時間眠れれば良い方。
今回は周囲の部屋は静かでも部屋に３人だからな。そう簡単に眠れない。それでも４時間は寝たはず。
朝は大会が用意した弁当を食べた。
どこに宿泊しても同じ弁当で、朝食はないと思ってたから助かった。
阿蘇火山トレイルラン（ASO VOLCANO TRAIL）朝食は必須。
朝食にはちょうど良い。この弁当を阿蘇ホテルのフリードリンク（アップル・グレープ）で食べる。
私は普段、水とプロテインしか飲まないから存分に飲んでおく（笑）
阿蘇ホテルはスタート地点まで１Kmほど。だからのんびり宿を出発した。
すでに雨が降っていて、今後の苦難を想像させる。
天気は６時から２３時まで豪雨になる予報。さてどうなる？
阿蘇火山トレイルラン（ASO VOLCANO TRAIL）泥だらけ。
大会のスタート時から山で遭難するまでの道のりは動画で撮影した。と言いたいが、雨でゴープロ１１の電池を交換できない。
予備電池があっても雨で濡れていて、交換したらゴープロ本体が壊れそう。
なので、一部分しか撮影できなかった。
スタート後はじゃり道を走り、山に向かう。山で大渋滞に遭遇し、３０分は待たされた。
そして、制限時間が厳しくなった。本当はかなり余裕があるはずなんだが。
山を出て尾根沿いに出ると雨と強風にやられる。本当に九州地方？と思うほど寒くなる。
だからと言って、山中に入ると泥まみれになる。山中だと雨と泥、山を出ると雨と強風（寒さ）
どちらにしても辛すぎる。
阿蘇火山トレイルラン（ASO VOLCANO TRAIL）コースロスト。
山中は泥だらけだから手足４本でようやく登る場所がある。手が汚れると他の物を触れなくなる。
さわればそれも泥にまみれ、使えなくなる。
普段は支えて当たり前のスマートフォンや時計・上着・ザック等にさわれないのは辛い。
そんな状況で３つ目のエイドの直前にコースロストした。来た道を戻っても大会のテープがない。
なので、時計のナビゲーションで正規ルートに戻った。それでも道標となるテープがない。
正規ルートなのに道標も選手もいないってどうゆうこと？
阿蘇火山トレイルラン（ASO VOLCANO TRAIL）時間切れ。
その後、山中を１時間さまよった。この時点で第三エイド（１８時３０分）に間に合わない。
てか、どこに進めばいいのかわからない。
もはや完走を目指す状態じゃない。すみやかに撤退せねば。と言っても周囲に誰もいない。
大会の緊急連絡先は電波が悪くて使えない（ちゃんとした対応をしてもらえない）
最終的に１１９に連絡して救急車に乗った。かなり寒くて行動不能だったから助かった。
※１１９に電話するとスマートフォンの位置が把握される。だからピンポイントで救急車がやってくる。
阿蘇火山トレイルラン（ASO VOLCANO TRAIL）緊急事態？
山にいては助からないから車道に出てきてた。
雨風を防ぐ物はない。野ざらしになってサバイバルブランケットを身につけるのみ。
そんな時、１台の車が止まった。外国人の男性と日本人女性の２人が乗っていた。
キャンピングカーみたいな車だったから、熊本を旅してたのだろう。
他の車は素通りなのに止まってくれる車がいるのに驚いた。
その直後に救急車が来たので２人は去っていった。
阿蘇火山トレイルラン（ASO VOLCANO TRAIL）救急車内。
救急車内では隊員が３人いた。濡れた服を全部脱いで、横になった。車内は暖かく、震えが止まった。
あれ？
俺のサバイバルブランケットは暖かくないのに、救急隊員からもらったサバイバルブランケットは温かいぞ！
サバイバルブランケットにも品質ってものがあるんだな。
３０分ほど救急車内に滞在し、その後は大会ボランティアの車に乗り換えた。
体を温めて多少は回復したのだ。
阿蘇火山トレイルラン（ASO VOLCANO TRAIL）正規ルート。
その後は第三エイドに車で移動。ここでリタイア（時間切れ）選手たちと帰路についた。
スタートから９時間で５０Km（コースロストでさまよった距離を含む）走って終了。
コースロストしなければ制限時間に間に合っただけに悔やまれる。
なぜ、正規ルートなのに道標のテープがなかったのか？
それはスイーパーが全部回収したから。私が道に迷ってる間、スイーパーが先に進んだ。
だから道標のテープがなくなり、正規ルートでも目印がない状態となった。
コースの案内は大会終了後に回収するんじゃないんだな（阿蘇火山トレイルランの場合は）
大会が早く終わったので、熊本城と水前寺成趣園をじっくり見れるな。
- ＦＵＪＩ１００miへの道！コース攻略と練習方法、完走に必要な持ち物とは？
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- ＦＵＪＩ１００miのコースを制限時間内に攻略できるか？位置情報は応援ナビ。
阿蘇火山トレイルラン（ASO VOLCANO TRAIL）熊本城と水前寺成趣園。
とりあえず宿を探して寝よう。とてつもなく眠いんだ。
リタイア後は帰るバスがない。だが、３つの方法がある。
- 知人に迎えに来てもらう（深夜でも）
- 更衣室（荷物置き場）で朝まで過ごす。
- 複数人でタクシーに乗る。
私の場合は第３エイドでリタイアした３名と共にタクシーで肥後大津（熊本空港）近くの宿に泊った。
もちろん、楽天トラベルで予約したぜ！ポイントが付いた方が嬉しいからな。
後日、参加賞のマクドナルド券を使った。
ハンバーガー・Ｓサイズドリンク・Ｓサイズポテトの３点せっと。熊本県外でも使えて良かった。
阿蘇火山トレイルランで使った装備はこちら。
- サロモン・ソフトカップ
- サロモン・ソフトフラスク（水）
- サロモン・アドバンススキン１２セット
- サロモン・ウルトラグライド（靴）
- ノースフェイス・レーシングキャップ（帽子）
- ノースフェイス・ストライクトレイルフーディー（レインウエア上下）
- ワコールのショーツ（ＣＷ－X）
- ワコールのロングタイツ（ＣＷ－Xジェネレーター）
- アシックス・天下（手袋）
- ノースフェイスの靴下
- スント９ピーク（ＧＰＳ時計）
- モバイルバッテリー（小型・軽量）
- ゴープロ１１と予備電池９個
阿蘇火山トレイルランの航空券はソラハピ
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