いつかはUTMFに挑戦したい!と思う人は多いが、できるだけ早くUTMFに挑戦したいと思う人もいるはず。
そんな人にUTMFに参加する方法を教える。結論、参加するにはITRAのポイントと当選が必要。
UTMFは100マイル(160Km)のトレイルランニング大会。
「いつか」と言う日はやって来ない。トレイルランに限らず、物事を先延ばしにしたら実現できない。
私の辞書に後回し・先延ばしの文字はない。人間なんていつまで生きてられるかわからんのだ。
思い立ったらすぐ行動。急がば回れより、善は急げ。早く行動した者が人生の勝利車となる。
FUJI(旧UTMF)のポイントは累積標高と距離で決まる。
FUJI(旧UTMF)完走を目標にしたら積極的な行動が必要。UTMFに出場するにはポイントと抽選を突破する必要がある。
そもそもFUJI(旧UTMF)とは何なのか?
FUJI(旧UTMF)とは100マイル(160Km)以上を走るトレイルランニング大会。
国内最高峰の大会であり、出場するには規定の大会を完走後、抽選で選ばれる必要がある。
3大会で10ポイント獲得すれば良い。(1大会は1年内に完走してること)
- 50Kmクラスは2ポイント
- 70Kmクラスは3ポイント
- 100Kmクラスは5ポイント
- 160Kmクラスは6ポイント

ポイントがあるだけじゃUTMFに出走できない。その後の抽選で当選しなきゃ意味がない。

UTMFは170Kmぐらいの距離だもんね。実力者じゃないと完走できない。出走要件は多少の厳しさが必要。
FUJI(旧UTMF)に出場するなら3大会で10ポイント必要。
ITRA(国際トレイルランニング協会)規定のポイントは50Kmで2ポイント・70Kmで4ポイント・100Kmで5ポイントと定められている。
コースの累積標高差(どれだけ登ったか)と距離に寄って決まり、付与されるポイントは変更される場合もある。(大会で異なる)
昔はUTMF独自で大会のポイント数を決めていた。2021年以降は ITRA(国際トレイルランニング協会)の規定でポイントが付与される。
※2023年から大会名「UTMF」を「FUJI」に変更した。UTMBの対象レースになるには名称変更が必要だったのだ。
今後は「FUJI」と「KAI」の大会名で開催される。

バーチャルUTMFを完走すると6ポイントが付与された(UTMFのエントリー時のみ有効)

バーチャルUTMFについてはこちら「バーチャルUTMF完走方法!ストラバ連携でオンライン参加」

ITRA(国際トレイルランニング協会)のポイント数。
FUJI(旧UTMF)は3大会で10ポイント集める必要がある。
最も簡単に、そして早く出場するにはどうすれば良いか?関東地方は大会が多いのでポイントを集めやすい。
3大会で10ポイントだから50Kmを3回完走しても6ポイントにしかならない。日本山岳耐久レース(ハセツネCUP)を3回完走しても9ポイント。
また、ITRA(国際トレイルランニング協会)の基準により、付与されるポイント数は異なる。同じ大会でもポイント数が違うことがあるのだ。
※下の記事はマウンテントレイル野沢温泉体験記。
- マウンテントレイル野沢温泉65Km参戦記!交通アクセスと宿泊施設。
- The 4100Dマウンテントレイル in 野沢温泉で65Km走ってきた話。
- 野沢温泉トレイルラン65Km完走?第二セクションからゴールまで。
- マウンテントレイル野沢温泉65Km完走時の装備と攻略方法。
FTR100と阿蘇ラウンドトレイル(阿蘇火山トレイルラン)
なので、9月開催の上州武尊山スカイビュートレイル70を完走して3ポイント。10月の日本山岳耐久レース(ハセツネCUP)を完走して3ポイント獲得。
どちらも70Km以上の大会を完走した事となり、FTR100(100Kmのトレイルラン)の参加条件を満たす。
この大会は5ポイントなので12ポイントも獲得できる。FTR100ではなく、阿蘇ラウンドトレイルにしても良い。
※下の記事はFTR100体験記。

FUJI(旧UTMF)は参加ではなく完走するのが目標。
UTMFは参加するだけなら難しくないが、完走するのは難しい。ただ参加すれば良いと言うものではない。
170Km前後を走るUTMFに挑戦するには充分な実績が必要。完走する為には100Kmのトレイルランは完走しとく必要がある。
それでも100Km完走から170Kmを目指すのは困難。可能なら上州武尊山スカイビュートレイル140を完走しておきたい。
各大会に参加した時の装備はこちら
- UTMF完走に必要な全装備品紹介!雨具ライト電池タイツ防寒着の準備。
- これで完走!上州武尊山スカイビュートレイル70攻略対策とお勧め装備。
- マウンテントレイル野沢温泉65Km完走時の装備と攻略方法。
- トレイルランニング100Kmの準備!秋冬の服装・携帯食料・必携品。

FUJI(旧UTMF)前に完走したいトレイルランニング大会。
ここではUTMFの前哨戦として、ポイント獲得として完走しておきたい大会を紹介する。大会一覧は下のリンクを見よう。
70Km前後のトレイルランニング大会
- スパトレイル(群馬県72Km)
- The 4100Dマウンテントレイル in 野沢温泉(長野県65Km制限時間18時間)
- 日本山岳耐久レース(あきる野市72Km制限時間24時間)
- 上州武尊山スカイビュートレイル70(群馬県78Km制限時間24時間)
100Km前後のトレイルランニング大会
- FTR100(埼玉県101Km累積標高差7430m)
- 広島湾岸トレイルラン(広島県108Km累積標高差6900m)
- 阿蘇ラウンドトレイル(熊本県121Km累積標高差6834m)
- 信越五岳トレイルラン(新潟県110Km制限時間22時間)
- トレニックワールド 彩の国(埼玉県105Km累積標高差6165m制限時間31時間)
- 上州武尊山スカイビュートレイル140(群馬県143Km制限時間33時間)


最速でFUJI(旧UTMF)に出場する方法!ポイント対象レース。
上記の大会から70Km大会2つと100Km大会1つを完走するのが望ましい。
これだとポイントが充足され、UTMFに挑む実力も備わる。
1年目で70Kmクラスの大会を完走し、2年目で100Kmを完走する。
この2年目の時にUTMFにエントリーする目算で進めれば3年目に出場できる。
また、バーチャルUTMF2021の完走者は6ポイント進呈された。
バーチャルUTMFの詳細はこちら。大会に出ないで6ポイント得られるのは大きい。

私のトレーニング方法はこちら「トレイルランニングのトレーニングメニュー!階段と自転車を併用せよ」

新年の目標はこちら「新年は彩の国100Kmと武尊山140Kmの完走が目標!UTMFへの道のり」


上州武尊山スカイビュートレイル140は完走したい。
例えば1年目に以下の2大会を完走して6ポイント獲得。
- 9月に上州武尊山スカイビュートレイル70。
- 10月に日本山岳耐久レースを完走。
2年目に下のいずれかの大会を完走して5ポイント獲得。(武尊山スカイビュー140は6ポイント)
- トレニックワールド彩の国
- 阿蘇火山トレイルラン
- 信越五岳トレイルラン
- 広島湾岸トレイルラン
- 上州武尊山スカイビュートレイル140
上記のどれかを完走すればその年のUTMFにエントリーできる。なので当選すれば3年目の4月にUTMF完走できる。
FTR100と広島湾岸トレイルランは制限時間が30時間以上。
広島湾岸トレイルラン参戦記はこちら。
大会一覧は下の記事を読もう。
最も重要なのがUTMFに参加するのが目標ではなく、完走するのが目標って事。完走してフィニッシャーベストを勝ち取ろう!

トレイルランナー走力診断はこちら「あなたの走力は?トレイルランナー段位認定!これ完走したら初段」

「夏でも涼しいランニングタイツを紹介!ワコールCW-X比較」の記事に続く。
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