長らく日本のトレイルランニング大会で長距離と言えばハセツネCUPの72Kmだった。最近は新しい大会が続々と新設されている。それらの中でも国内最高峰のレースがUTMFである。

UTMFとは富士山を1周する170Kmのレースである。そこで、国内にある100Km以上の大会を調べてみた。UTMF挑戦前に挑むのも良し、UTMFに落選したら代りに走るのも良し。
有名な長距離レースはOSJ・ONTAKE100(旧おんたけウルトラトレイル)や信州五岳トレイルランで、どちらもエントリー合戦がある。
OSJ・ONTAKE100(おんたけウルトラトレイル)
OSJ・ONTAKE100(旧おんたけウルトラトレイル)の100マイル(160Km)に出走するには条件がある。それは同大会100Kmの部で14時間内完走してる事だ。

これが100マイルに出場する条件。開催月は7月で、100マイルでも100Kmでも参加料金が同じなのは驚き。このOSJ・ONTAKE100(旧おんたけウルトラトレイル)には優先出走権がある。
過去おんたけウルトラトレイルに参加した回数が5回以上あれば良い。途中リタイアしてても回数に含まれる。スタートしてないDNSは対象外。この条件を満たせば「王滝フレンドリー枠」として一般募集が始まる前にエントリーできる。
信越五岳トレイルランニングレース(パタゴニアCUP)
信州五岳トレイルランニングレースは新潟県と長野県で開催される。エントリー開始は6月で、大会は9月に行われる。定員数が600人と少ない為、参加するのも難しい。地元枠とボランティア枠があるので、対象者なら活用したい。
100マイル(160Km)の部が新設。制限時間38時間、参加費38,000円。110Kmは制限時間22時間、参加費25,000円。
完走者0のトレニックワールド彩の国(埼玉県)
このトレニックワールド彩の国は110Kmと100マイルの2種類がある。2016年に初めて開催された大会で、100マイルに52人出走したものの完走した者はいなかった。

110Kmでも参加者215人に対して完走者は50人だった。100マイルの完走者がいなかった為、大会の内容を改善して5月に開催されるようになった。
2017年新設のOSJ・ITAMURO(板室)100。
OSJ・ITAMURO100は7月に 栃木県那須塩原市で開催される。100Kmの部に参加するには50Km以上のトレイルランニング大会を完走している必要がある。34Kmのコースを3周するのだが、新規大会だけあって情報が少ない。続報を待とう。
OSJ・KOUMI100マイル。
OSJ・KOUMI100マイルは32Kmのコースを5周する。10月に開催され、参加するには70Km以上のトレイルランニング大会を完走している必要がある。信州五岳トレイルランのように「ペーサー」を付けられる珍しい大会である。
2019年は台風で日本山岳耐久レースは中止となった。そんな時でも小海100マイルは通常開催。台風でもOSJは開催するんだな。エイドは期待できないけど。
阿蘇ラウンドトレイル(ASO ROUND TRAIL)
5月に開催される105Kmの大会が阿蘇ラウンドトレイル(ASO ROUND TRAIL)だ。2017年に初開催となり、過去2年間で60Km以上のトレイルランニング大会を完走している事が出走条件である。

注意すべきはハセツネCUPは15時間以内で完走している必要がある。距離105Kmに対して制限時間が30時間あるのはファントレイルズ100Kに似ている。春に開催される長距離レースは少ないので、人気が出そうな大会である。
山田昇メモリアルカップ140(山田昇杯YNMC)
山田昇メモリアルカップ120(山田昇杯YNMC)は上州武尊山スカイビュートレイル実行委員会が開催する約130Kmの大会。累積標高差が9200m以上あるので、生半可な走力では完走できない。

9月に開催されるので、UTMFやUTMBに挑戦する前年に完走したい大会。2019年から距離が143Km、制限時間38時間となった(参加料金32,000円)

上記のように100Km以上のトレイルランニング大会を6つ紹介した。7つ目はトレイルランナーなら誰でも知ってるUTMFである。

2018年からは春に開催される170Kmのトレイルランニング大会だ。国内最高峰のUTMFを完走したら世界最高峰のUTMBに挑戦したい。


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