前回記事「STY静岡から山梨まで92Km走った!大会前日の過ごし方と攻略体験記」の続き。
2018年4月27日FUJI100mi・STY開催当日。静岡県こどもの国で受付を済ませて装備チェック。
確認されたのはレインウェア上下・サバイバルブランケット・点滅灯・ライト2個と予備電池だった。
STYこどもの国から河口湖までの山中を走れ!92Km制限時間との戦い。
必携品を全部背負うだけでもかなりの重量だ。この必携品に水と食料が入るからザックもギュウギュウ詰め。
特に防寒着はかなりの場所を取っている。重い荷物を背負って92Kmの山道を20時間で走破。
私にとってかなり難易度が高い。フィニッシャーベストを持って帰りたいが、何処まで戦えるか…。
こどもの国での受付と装備チェック終了後。
朝9時に到着したこどもの国も受付と装備チェックで10時を過ぎていた。スタートする為の着替えやゼッケン・計測チップを装着する。
荷物を預けた時間は11時だった。前日からバスで10時間の道のりだったので、空腹だった。屋台が5つ程並んでいたので、カレーを食べた。
ステージ上では福田六花氏の新曲発表と鏑木毅の挨拶があった。クレーンが運ばれていて、スタートの模様を撮影するとの事。
天気は曇で、気温は20度前後。トレイルランニングとしてはかなりの好条件だ。翌日も晴れる事が確定してるから存分に楽しもう。
STYが静岡県こどもの国をスタート。
12時にSTYがスタートした。兎に角、時間がないのでひたすら走る。
後続から次々抜かれるが、私の走力では長くは持たない。自重しながら進む。最初は下り基調で15Km走る。
暑くもなく、寒くもない状態なので、水分の消費も丁度良い。その15Km地点(ウォーターステーション)で水1リットルを補給。
22Kmのエイドステーションではオレンジ・メダリスト・クリームパンを食べた。
補給と休息を済ませて最難関の天子山地に向かう。この時点で3時過ぎ。この後、ズルズルと予定時間より遅れてゆく。
天子山・天狗岳・熊森山でFUJI100mi選手出現。
天子山の登山口では多くのトレイルランナーが休息していた。これからの急登に備える為だ。
私は時間がないので、休息なしで登った。既に予定より30分遅れているのだ。
天子山は最初は緩やかだが、山頂付近は急登になる。それでも想像していた程の難所ではなかった。
それよりも後方から来るFUJI100miの選手達が問題だった。と言うのも頻繁に後方からFUJI100miの選手が来るので、登りに集中できない。
FUJI100miの選手に道を譲っては登るの繰り返し。この動作を50回は繰り返しただろう。STY選手にとっては前も後ろも気にしなければならない。
FUJI100mi選手達の圧倒的な走力とSTY選手の苦難。
例年はFUJI100miとSTYのスタート地点は異なっていた。だからFUJI100miとSTYの選手が合流するのはかなりの時間を経過した後だ。だが、今回のようにFUJI100miとSTYが同じ場所からスタートすれば当然、STYの選手は厳しい状態となる。
いくらFUJI100miは3時間後にスタートするとは言え、STYの後ろの方を走る選手とFUJI100miの前の方を走る選手ではかなりの実力差がある。
あまり走力のないSTYの選手をFUJI100mi上位・中位の選手が猛追するのだ。
そんな状況でも天子山を何とか通過。
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