日本百名山である天城山を登る。と言っても天城山と言う山はなく、万二郎岳・万三郎岳を登ることになる。
今回はその万二郎岳・万三郎岳を周回した。具体的には天城高原駐車場(ハイカー専用)から
天城縦走登山口に入り、万二郎岳・万三郎岳を経由して戻ってきた。距離10kmで3時間かかった。
天城山(万二郎岳・万三郎岳)は伊豆スカイラインを使う。
天城高原駐車場(ハイカー専用)に行くには2通りある(車の場合)
- 無料道路(道が狭い)
- 有料道路(移動が快適)
無料道路だと峠を超えることになり、車がすれ違うのがやっと。有料だと伊豆スカイラインを通過することになる。
伊豆スカイラインは「現金」のみなので要注意。
なお、天城高原駐車場は100台ほど止められるが、シャクナゲの時期はすぐに満車になる。
バスで行けるならバスの方が快適。だが、帰りの時間を気にしながら登山して、本当に楽しめるだろうか?
天城山(万二郎岳・万三郎岳)はつまらない?ガッカリ百名山?
天城山(万二郎岳・万三郎岳)について調べると評判が良くない。
ガッカリ百名山と呼ばれるほど。日本百名山だから天城山も期待が高いのだろう。
結局、どの山と比較するかで天城山の印象(評価)は変わるだろう。
どんな山でも期待どおりの絶景が見れるとは限らない。
なので、天城山が本当にガッカリ百名山なのか、実際に調査してきた(トレイルランナー・ジオガイドとして)
天城山(万二郎岳・万三郎岳)は日本百名山であり、人気の山。
天城山は伊豆半島の最高峰1406m(万三郎岳)であり、80から20万年前の噴火で形成された。
火山の爆発でできた山なので、野性的な山と言える。
ネット情報だと景色が見えず、楽しめないと書いてある。
これが日本百名山、天城山がガッカリ百名山と言われる理由だろう。
では天城山(万二郎岳・万三郎岳)の体験談を書いていこう。
まず、天気の良い日は駐車場がうまる。俺が行った時は駐車場の8割がうまってた。
駐車場(100台)の8割がうまるって凄いよな。それだけ天城山(万二郎岳・万三郎岳)は人気の山ってことだ。
天城山(万二郎岳・万三郎岳)シャクナゲコースを縦走。
天城山(万二郎岳・万三郎岳)は登山口から入るとワイルド感満載。
序盤は道が広いので、野生感のある登山道を進む。わかってはいたが、走れる場所は少なそうだ。
今日は時計回りで天城山(万二郎岳・万三郎岳)を周回する。どんな景色が観れるだろう?
最初は万二郎岳に行くのだが、川のような場所を超えて進む場所がある。
ボーッとしてると道を見失う。いつものようにヤマップ・ヤマレコのナビゲーションを見て進む。
天城山(万二郎岳・万三郎岳)と伊豆半島火山の関係。
登山するときって火山かどうかなんて気にしない。唯一、富士山だけは気にして登る。噴火したら終わりだからな。
噴火といえば近いうちに御嶽山も制覇したい。
日本には111の火山があり、世界の火山の7%をしめる。
もともと、伊豆半島は日本列島にはなかった。伊豆半島は火山活動しつつ、南から流れてきたのだ。
(今でも年間4cm日本列島を押し込んでる)
天城山(万二郎岳・万三郎岳)は日本一、雨が多い?(屋久島以上に)
標高の高い山ができるか、深い海ができるかはプレートの動きによって変わる。
プレート同士がぶつかった盛り上がると標高の高い山ができ、潜り込むと深い海ができる。
そんなわけで、伊豆半島に天城山(万二郎岳・万三郎岳)があり、沼津市の深海魚があるのだ。
日本にあるプレートは4つ。
- 太平洋プレート
- フィリピン海プレート
- ユーラシアプレート
- 北米プレート
このプレートによって地震が引き起こされる。
このフィリピン海プレートの動きによって伊豆半島が本州にぶつかったのだ。
なお、雨が多いから水が豊富になる。この水によってわさびが作られる。
天城山(万二郎岳・万三郎岳)の山頂で紅葉を見る。
天城山(万二郎岳)の山頂に到着、わずかだが、景色が観れる。周囲には昼食を食べる登山者がいた。
天城山(万二郎岳・万三郎岳)は景色が見えないと言うから開聞岳みたいに山頂まで景色が見れないと思った。
だが、多少は景色が見れたので、気が紛れた。ここ(万二郎岳)から万三郎岳に向かう。
木の根が表面に出ている場所をひたすら進む。急登と悪路が続くが、ときおり紅葉が見える。
天城山(万二郎岳・万三郎岳)縦走路での道迷い(遭難・行方不明者)
万三郎岳の山頂に到着。ここからの景色は見えないが、数名の登山者が休憩してた。
あとは天城山(万二郎岳・万三郎岳)登山口に戻るだけ。登山者は多いが、トレイルランナーはいないな。
走れる山じゃないからいないのかな?いると思ったんだが。
そして、ところどころで登山者が立ち止まっている。
天城山(万二郎岳・万三郎岳)はコースが不明瞭な場所があり、正規ルートを探してるのだ。
ヤマップとヤマレコのある時代で良かった。ルートナビゲーションがなかったら遭難するぞ!
天城山(万二郎岳・万三郎岳)はツツジ、ヒメシャラを楽しむ!
こうして天城山(万二郎岳・万三郎岳)を周回した。景色が見れる場所は少なく、険しい場所が多い。
日本百名山だから絶景を期待して登る人にとって、天城山はつまらない、ガッカリ百名山と思う人がいるのだろう。
だが、天城山はつまらない、ガッカリ百名山と言われながら多くの登山者が登っている。
それは天城山に魅力があるからだ。本当に天城山はつまらない、ガッカリ百名山なら誰も登らない。
多くの登山者が好んで登る。それが天城山(万二郎岳・万三郎岳)であり、日本百名山の山なのだ。
伊豆半島と伊豆大島について書いた記事も読んでくれ!
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