トレイルランニング大会は首都圏が主流で東北地方の大会は少ない。山はあっても選手の集客がね…。
首都圏のようにハセツネCUPやFTR100のような50Km以上の大会に出るなら県外遠征、必須である。
東北地方のトレイルランニング大会一覧!(完全保存版)
そんな数少ない東北地方のトレイルランニング大会を紹介。
これから紹介するほとんどの大会は実際に参加して完走した大会である。
トレイルランの大会は頻繁に変更されるから参加前に要確認。以下は2025年5月26日の情報である。
開催月 | 大会名 | 距離 | 場所 |
5月 | 名久井岳アドベンチャートレイル | 20 | 青森県 |
6月 | Mt.Nanashigure Round Trail | 24 | 岩手県 |
6月 | 七時雨マウンテントレイル(終了) | 19 | 岩手県 |
9月 | 紫波あづまねトレイル | 30 | 岩手県 |
10月 | のだ塩の道トレイル | 16 | 岩手県 |
11月 | SEA ALPS TRAIL JOURNEY | 49 | 岩手県 |
5月 | 真昼山地トレイルラン | 50 | 秋田県 |
6月 | 鹿角花輪トレイル | 26 | 秋田県 |
10月 | AKITA Trail Run Festival in 太平山 | 30 | 秋田県 |
9月 | 蔵王スカイラン(休止) | 25 | 山形県 |
10月 | 神室トレイルラン | 43 | 山形県 |
3月 | 女川100トレイルランニング | 160 | 宮城県 |
3月 | 石巻登山マラソン | 50 | 宮城県 |
3月 | みちのく杜の湖畔公園 | 6 | 宮城県 |
11月 | 亘理町トレイルラン | 15 | 宮城県 |
9月 | 仙台泉ヶ岳トレイルラン | 25 | 宮城県 |
9月 | 安達太良山トレイルラン | 50 | 福島県 |
6月 | 信夫山パークランニングレース | 10 | 福島県 |
未定 | 南三陸311(ステージレース) | 311 | 東北 |
その他、日本全国の大会は下の記事に書いた。
青森県のトレイルランニング大会。
青森県では「岩木山トレイルランニングフェスティバル」と「青森トレイルランニングin大鰐」が開催される。
岩木山トレイルランは名前こそ「トレイルラン」だが、山は走らないから本当の意味でのトレイルランではない。
つまり、スタートからゴールまで舗装路と林道だけなのだ。
7月開催で距離は15・30・45Kmの3種類。場所は弘前市だから弘前城を観光すると良い。
青森トレイルランニングin大鰐は100年の歴史を持つ大鰐温泉スキー場で6月に開催される。
オフロード率99%以上で標高差のあるコース。
距離は10と20Kmの他、子供向けコース(1.5Kmと3Km)がある。温泉と宿泊施設が豊富なのが魅力。
※2019年で終了
秋田県のOSJ MAHIRUSANCHI TRAIL 50K。
秋田県では2019年から「OSJ MAHIRUSANCHI TRAIL 50K」(真昼山地)が新設された。8月開催で、定員は500人。
これで東北地方で50Kmクラスの大会が2つになった。OSJの大会はエイドが乏しい。しっかり準備して挑もう。
10月に「AKITA Trail Run Festival in まんたらめ」が開催。コースは4Kmと28Kmがある。
2人ペアで走ったり、前夜祭があるのが特徴。秋田市のシンボルである太平山(標高1170m)を攻略できるか?
岩手県の七時雨山マウンテントレイル。
岩手県では6月に「七時雨マウンテントレイルフェス(カルデラトレイル) 」が開催。距離は3・10・33Kmがある。
アクセスは盛岡駅から荒屋新町駅下車(所要時間役80分)で、荒屋新町駅からタクシー15分。
だが、タクシーだと高額な費用が発生するので、無料送迎バスを活用しよう。
山形県の六十里越街道と神室トレイルランニング。
2018年に「六十里越街道トレイルランニング大会」が開催されたが、1回だけで終了した。
8月開催で、42Km・20Km・3Km(親子)のカテゴリーがある。
出羽三山(月山・羽黒山・湯殿山の総称)を中心としたコースは「生まれかわりの旅」と呼ばれている(1度だけの開催で終了した)
2022年からは神室トレイルランが開催。東北地方で40Kmクラスの大会は重宝する。
10月上旬の開催で、泉ヶ岳トレイルランと日程が近い。大会会場にアクセスするなら車必須!
山形県の蔵王スカイランニングは空を飛んでるような絶景?
9月には「蔵王スカイランニング」が開催。レースプロデューサーは知る人ぞ知る「松本大」選手。
富士登山競走のようにひたすら登り続けるのが「スカイランニング」は登りでの短距離走とも言える。
ロードバイクで言うなら「ヒルクライム」だな。
メインレースである「ZAOスカイレース 」はスカイランニング日本選手権の位置づけで、国内屈指の山岳ランナーが集結する。
※2024年から開催されてない
強靭な足腰で石段を登れ!心拍数が瀑上がりで走り続けろ。
また、トレイルランニング大会ではないが、富士登山競走のように登り続ける大会がある。
それは「羽黒山石段マラソン全国大会」と言って約2500段の石段(階段)を駆け上がる。
10月開催で、山形県鶴岡市で行われる。
距離は6Kmだが、2446もある石段を走って登るには強靭な足腰と心肺機能が必要。
宮城県、女川100マイルトレイルラン(コバルトーレ女川)
東日本大震災で被災した宮城県の女川町。この女川町を舞台に160kmの大会が開催された。
と言っても16kmの周回コースなので、Mt.Fuji100mileのように景色が変わり続けるわけじゃない。
それでも山と海を同時に楽しめる大会は少ない。
スタート地点であるWACK女川スタジアムはサッカー「コバルトーレ女川」のホームスタジアムだ。
ベガルタ仙台は知ってるけど、コバルトーレ女川なんてサッカーチームは知らない?そりゃそうだ。
Jリーグの下のJFLの下の社会人チームだからな。宮城県民でもコバルトーレ女川を知らない人が多い。
東北地方で最長の100マイル Onawaga 100mile Trail Running
女川100トレイルランは4種目ある「100mile/112km/80km/16km」
それぞれの参加費はこちら。
- 100mile【38,000円】
- 112km【29,000円】
- 80km【21,000円】
- 16km【9,500円】
- ペーサー【12,000円】
どの大会でもそうだが、参加費の高騰が凄まじい。16kmで9500円は高すぎる。
それでも東北地方で80km以上の大会に出られるなら安いものだ。
東北在住者は遠征資金(交通費・旅費)を減らせる。
宮城県みちのく湖畔FUNトレイルフェスタ(親子トレイルランニング)
次は宮城県だが、2017年から「みちのく湖畔FUNトレイルフェスタ」が新設された。
みちのく杜の湖畔公園(宮城県柴田郡川崎町)で3月に開催される。
3歳から小学生までの3Kmと中学生以上の6Kmの部がある。
当日エントリーできる希少な大会だが、事前申し込みなら500円安くなる。
石巻登山マラソンと蔵王トレイルラン。
「雄勝町海の幸トレイルラン」は2018年が最後の開催となった。
その変わり、2019年から石巻登山マラソンが開催されている。
45Kmの里山を走る難易度低めのコース。
詳細は「宮城県の石巻登山マラソンに出場!雨と雪の里山を45Km走った結果」に書いた。
8月には「蔵王トレイルラン」が開催。距離は36Kmで、本格的なトレイルランニングコースだ。
初心者には厳しいコースなので、フルマラソンを完走できる走力が欲しい。レースプロデューサーは奥宮俊祐選手。
現在は蔵王トレイルランが終了し、蔵王スカイランニングが開催されている。しかし、2024年から休止している。
初心者歓迎!仙台泉ヶ岳トレイルラン。
9月には「仙台泉ヶ岳トレイルラン」が開催。
東北地方としてはかなりの人気大会で、最長の33Kmはエントリー開始から3日間で終了するほど。
他に12Kmと17Kmがあり、ハーフマラソンを完走する走力があるなら挑戦したい。
仙台泉ヶ岳トレイルランでボランティアした。「仙台泉ヶ岳トレイルランで後走ボランティア(スイーパー)した結果」
亘理町で15Kmのトレイルラン!南三陸では311Km?
宮城県南の亘理町では「亘理町長杯グレート・トレイルランニング」が開催されている。
何がグレートなんだろな?たった15Kmの大会だが募集が殺到する。
人気がある大会だからと言うより、定員が100名と少ないから。なので、すぐ定員に達する。
それだけじゃない。選手として走るよりボランティアの方がすぐ定員に達する。
スイーパーで走りたかったんだが(笑)
また、東日本大震災で被災した地域を走るステージレースが開催される。
岩手県から宮城県の沿岸部を7日間で311Km走る。
詳しくは「日本最大のステージレース南三陸311Kmが開催!7日間走り続けろ」を読もう。
経験を積んだら福島県の安達太良山トレイルラン50Kに挑戦。
東北地方屈指の難易度を誇る大会がOSJ安達太良山トレイルラン。
50Kと表示されるが実際は55Km。この大会を完走すれば初心者卒業。
Fuji100mile4ポイントになった大会(2018年当時)
急激な登りが延々と続いたり、川を綱渡りしたり、アドベンチャー要素満点。
天気が良ければ地球とは思えないほどの絶景を見れる。
観光地としても有名で、日本百名山にも含まれる安達太良山が中心のコース。
安達太良山トレイルランは普通の登山でも絶景(爆裂火口)が見れる
制限時間が13時間と余裕があるので、ゆっくりでも走り続ければゴールできる。
初心者だと歩く時間が長くなるので、制限時間に引っかかる。過酷なコースに挑む精神力も必要。
だから他のトレイルランニング大会で実力を付けてから挑戦しよう。前日の宿泊先は「岳温泉」がメインになる。
宿泊施設は少ないので、参加を決めたら早期に宿を確保しよう。
- OSJ安達太良山トレイルラン50K挑戦!試走後の温泉入浴(奥岳の湯)
- 安達太良山トレイルランとFunTrails50K完走時の究極の装備品を公開。
- 東北地方で最も難易度が高い安達太良山トレイルラン50Kmに初挑戦!
大会をエントリーすると同時に宿泊先も確保する。
宿の確保は「宿泊予約サイト5選!大会直前でも会場近くで安い旅館とホテル紹介」の記事に書いた。
以上、東北地方のトレイルランニング大会を9つ紹介した。
他にも知られざる大会があるだろう。東北地方をメインに活動するトレイルランナーならOSJ安達太良山トレイルランは完走したい。
大会前に宿泊先を確保しとこう。私は格安の楽天トラベルで予約してる。


女性向きの記事はこちら「トレイルランニング初心者女子の服装は?女性のスポーツブラと生理用品」
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