前回記事「岩手山焼走交流村からトレイルラン!日本百名山のコースと標高差は?」の続き。
昨日は岩手山で34Kmのトレイルランを実行した。今日は早池峰山を縦走する。
岩手山より早池峰山の方が距離が短く、楽に登れる印象だった。
だが、実際には岩手山の10倍きつかった。
岩手山は登山道が整備されてるが、早池峰山は野放しって感じ。
早池峰山で縦走トレイルラン!岩手山の翌日は早池峰山へ。
岩手山を下山後は盛岡駅に向かい、大正館って旅館に行った。
現金払いのみなのが難点だが、8畳の和室で広々と使える。こんなに立派な部屋に泊まるのは初めてだ。
1万円以上しそうな部屋。盛岡観光や岩手銀河マラソンの後泊に使うと良い。宿泊予約は楽天トラベルでできる。
てか、家族向けの部屋だ。そろそれ独身生活を終わらせたい。この記事を読んでるお嬢さん、私と結婚して!
早池峰山で縦走トレイルラン!日本百名城の盛岡城跡公園へ。
7月18日は海の日。海の日だから早池峰山に登る。てか海の日は関係ない。
てか、連日の大雨で海に行くのは危険だ。天気も午前中は良かったが、午後から曇り空になった。
まぁ早池峰山に行っても死の危険はあるのだが、この時はまだ知らなかった。
朝6時に起床して7時30分に大正館を出た。近くの盛岡城跡公園を観光する。
快速はまゆりに乗るのであまり時間はない。
早池峰山で縦走トレイルラン!北海道&東日本パスと快速はまゆり。
快速はまゆりは北海道&東日本パスで乗れる。
北海道ではあらゆる快速電車に乗れなかったが、快速はまゆりには乗れる。
今日は日本百名城と日本百名山を堪能する日。これからどんな景色が見れるのだろう?
手短に盛岡城跡公園を見て、盛岡駅へ。快速はまゆりは1号と2号が自由席。3号車両は指定席。
後ろ向きに走行するのが特徴。車窓の景色を見るなら進行方向の右側に座った方が良い。
左側は新幹線の高架線があって景色が見れず、日差しも強い。
早池峰山で縦走トレイルラン!薄雪草を見に花巻駅から送迎バス移動。
花巻駅の送迎用バス停にファミリー観光岩手のバスが停車してた。乗車時に往復3600円を前払い。
帰り、バスの時間に間に合わないと乗車賃が無駄になるし、途方に暮れることになる。
乗車時間は固定され、往復1便ずつ。自分の都合で帰れない。
早池峰山へのバスは6月中旬から8月上旬まで運行している(土日祝日限定)
花巻駅から5人、新花巻駅から7人ほど乗車した。空席が多いので、予約しなくても乗れたな。
皆、登山家スタイルで、トレイルランナーは私だけ。まぁいつものことだ。
早池峰山で縦走トレイルラン!新幹線移動なら新花巻駅からバス乗車。
荷物があるなら花巻駅のロッカーを使うべき。数は少ないが、平日なら使えるはず。
私は前日の岩手山と同じで、全ての荷物を背負って早池峰山に登った。
一見、トレイルランナーのような服装だが、荷物は普通のを背負っている。
リュックサックのなかにトレイルランのザックが入っている。結局、2日間の登山はザックを使わず終わった(ただの荷物だな)
重い荷物を背負っての移動は良いトレーニングになる。当然、走れば揺れるがな。
早池峰山で縦走トレイルラン!ニセ鶏頭山を目指す。
バスに乗って岳駐車場に到着。下車したのは私だけ。鶏頭登山口から早池峰山を目指す縦走コースを進む。
にわとりあたまだと!?どんな山なんだろうな?(鶏頭はけいとうと読む)
最初から急登が続く。暑くてすぐ水分がなくなる。早池峰山はもちろん、小田越バス停まで持つかが心配。
途中で「水」の標識があったが、水はなかった。
鶏頭山避難小屋はやたら広い。15人入っても余裕だな。お手洗いもある。
早池峰山で縦走トレイルラン!鶏頭山から崖に転落・滑落、要注意。
ニセ鶏頭山、本物鶏頭山と進む。鶏頭山付近から危険地帯となる。
巨大な岩を梯子で登るのだ。一歩間違えば転落死。そんな場面が5回はある。
死と隣合わせの登山なのだ。しかも登山道も明確じゃない。
ナビゲーションがあっても迷うほど。
早池峰山縦走コースは鶏頭山付近からが本番と言える。鶏頭山まで来れば引くに引けない状況となる。
天空の梯子なんて何度も登りたくない。
早池峰山で縦走トレイルラン!泥だらけの登山道を進む。
鶏頭山までは慎重に登った暑くて多量の水分が必要だし、心拍が高くなる。
抑え気味に登ったので、あまり疲れてない。だが、バスに間に合うか微妙になった。
のんびり花を撮影してる場合じゃない。バスに乗れなっきゃ避難小屋で過ごすか、ヒッチハイクするしかない。
どちらにせよ緊急事態に変わりない。岩手山が楽に登れたので、早池峰山も行けると思ったが…。
早池峰山で縦走トレイルラン!鶏頭山から中岳の尾根沿いを進む。
鶏頭山から中岳までの道のりが過酷で時間がかかる。前方から早池峰山経由の登山家20人ほどとすれ違った。
だが、岳駐車場から登ってるのは私だけ。水も時間もない。
早池峰山の縦走は15Km程度だからと甘く見ていた。整備されてない登山道で、危険箇所が多数。
そして、登山道は泥だらけで登山道は不明瞭。登ってても楽しさは微塵もない。
もはや早池峰山はどうでも良く、小田越バス停に向かうのが目的になってる。
早池峰山で縦走トレイルラン!美女トレイルランナー現る?
鶏頭山と中岳の間でトレイルランナーが5人いた。女性は2名。
こんな場所に来るぐらいだからそれなりの走力なのだろう。
私はトレイルランナーのような服装でも普通のバッグを背負っている。
???と思っただろうな。時間があればトレイルランニング大学を宣伝したんだが(笑)
のんびり話してる時間はない。バスに乗れなっきゃ早池峰山に泊まるしかない。
そうなれば真っ暗闇の中をたった1人で過ごすことになる。考えただけでぞっとする。
山小屋に泊まるのは良いが、避難小屋には泊まりたくない。
早池峰山で縦走トレイルラン!ハヤチネウスユキソウ出現。
鶏頭山から中岳までが長い。地図上では尾根沿いを進むからすぐたどり着くと思ってた。
ところが、泥の悪路にロッククライミング。早池峰山って本当に日本百名山だよな?
日本百名山なら多くの人が登るから登山道が整備されてるはずだが…。
午前中は晴れて汗だくだったが、午後からは曇りになった。
お陰で体が冷やされる。水を飲んで体を冷やせないから冷風で体を冷やす。
もし、午前中のような暑さが続けば水切れで走行不能になってたな。
早池峰山で縦走トレイルラン!ロッククライミングが危険過ぎる。
中岳に到着したのが14時20分。14時までに着きたかったが、仕方ない。
小田越バスの時間に間に合うか微妙だ。それでも進み続けるしかない。
早池峰山が見えてきても山頂までが遠い。もし、山頂に登らず、小田越バス停に行けるならそのコースを進んでた。
早池峰山で1泊したくないし、ここからタクシーで帰ったら2万円はするだろな。
そもそも携帯電話を使えないが(電波が通ってない)
ヒッチハイクは成功すると思えない。紙と筆記用具がなければ周囲に人もいない。
早池峰山で縦走トレイルラン!イヌナズナとトラノオあったかな?
早池峰山の山頂に着いたと思ってナビゲーションを見るとまだ先がある。
大きな岩が転がっていて進みづらい。だいぶ天候が悪化してきた。
ようやく早池峰山頂に到着。山頂なのに誰もいない。そりゃあ15時30分に山頂にいたら危険だよな。
みんな下山してて当然だ。
強風で冷たい風が吹き荒れる。それは好都合だ。とにかく体を冷やさないと水が必要になる。
早池峰山で縦走トレイルラン!登りも下りも岩だらけで走れない。
早池峰山頂に来るのに5時間かかったのに山頂にいたのは2分くらい。
それでもバスの時間に間に合うか微妙。もう間に合わないと絶望したり、まだ間にあうと希望を持ったりが交互に繰り返される。
そして小田越バス停に到着。バス発車時間の1時間前だった。
小田越バス停には誰もいない。てっきり10人ぐらいいると思ってた。
体の疲れは感じないが、冷たい水が欲しい。水があれば固形物を食べられる。
早池峰山で縦走トレイルラン!日本百名山の岩手山と早池峰山登頂。
こうして日本百名山の岩手山と早池峰山を制覇した。どちらも期待してた絶景と楽しさはなかった。もう2度と来ないだろう。
前日の岩手山は34Km、今日の早池峰山は14Kmのトレイルラン。
岩手山より早池峰山縦走の方が10倍きつかった。てか死んでもおかしくない危険箇所が多数ある。
エスケープルートとケーブルカーはないからな。
良い子みんなは岳駐車場からの縦走は辞めよう。まじで死ぬよ!
早池峰山で縦走トレイルラン!日本百名山の岩手山と早池峰山登頂。
日本百名山と言っても登山道は整備されてない。コースが不明瞭な場所も多く、巨岩が転がっている。
岩を登ったり鉄梯子を使ったりのデンジャーゾーンが多い。
遭難はもちろん、転落・滑落、要注意。
やるなら小田越バス停から早池峰山を経由して鶏頭山から下山すべき。そうすると下り基調で進める。
今回の動画はこちら。
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