ツールド東北の北上フォンドを走行してきた。ツールド東北に参加するのは3回目。1回目は女川・雄勝フォンド、2回目は南三陸フォンド。
そして今回が北上フォンド100Km。参加といってもボランティア(走行管理ライダー)としての参加だから自由に走れるわけではない。
では走行管理ライダーとは何なのか?ツールド東北の参加選手たちと共に走行し、パンク修理・救急(AED)対応をする。
誰でも走行管理ライダーになれる訳ではなく、書類選考と実技試験によって選定される。パンク対応に必要なチューブを2つ持って選手と同じコースを走る。
パンク時にはチューブを提供し、チューブを使った選手はゴール後、店に1000円払う。チューブレスタイヤの人は自分でなんとかしなきゃならない。
ツールド東北・北上フォンド100Km前日。
ツールド東北初期の頃は希望するボランティア全員が石巻専修大学に宿泊できた。宿泊と言っても体育館での雑魚寝。
100人前後で泊まるからイビキがうるさくて眠れない。夕食と翌日の朝食も支給された。
2019年は走行管理ライダー以外のボランティアは宿泊できないし、食事も提供されなかった。(宿泊者は20人程度)
走行管理ライダーとも一般参加者と同様にライトや反射板のチェックを受ける。北上フォンドは100Kmのコースを制限時間6時間で走る。
そんなに起伏はないが、ロードバイク以外では苦労する。普段から登る練習してれば簡単に100Km走破できる。どんなスポーツでも普段の練習が大事。
北上フォンドの参加料金は10800円。

ポール・スミスのサイクルジャージで参加!
北上フォンドは全コース中、最も参加者が多い。1000人以上のライダー全員が出発するのに1時間以上かかる。残念ながら道端カレンや谷真海の姿はなかった。
例年だと弱虫ペダルのジャージが多いが、今回はツールド東北のジャージ(ポール・スミス)が多かった。赤・緑・黄色の派手なジャージが目立つ。
石巻専修大学を出発するとしばらくは平坦な道のり。まばらだが、応援してくれる人達がいる。やがてのどかな町並みになり、自然の景色が多くなる。
そしたら女川駅に到着。サイクルスタンドには膨大な数のロードバイクが立てかけられている。普段はあまり見かけないロードバイクもこの日は全国から集結する。

ツールド東北・女川エイドの女川汁(サンマのすり身汁)
女川エイドではサンマをすり身団子が入った汁が提供される。水分とエネルギーを同時に補給できるのはありがたい。サンマと言っても魚って感じはしなくて、さっぱりとした味わい。
今回は天気に恵まれたが、日焼け止めも完備されている。女川駅をスタートしたら海沿いのコースを進む。素晴らしい景色で気分が高鳴る。
海沿いは強風が吹く時があるが、2019年は無風だった。町並み・山・海と3つの景色を楽しめる。そんな道のりを過ぎると雄勝エイドに到着。ここではホタテが提供される。
実際にその場で焼いたホタテだから新鮮美味。歯ごたえあるホタテは噛みごたえがあって空腹を満たす。シマノのメカニックも常駐し、マシントラブルに対処する。
雄勝エイドからは新北上大橋を通過して神割崎を目指す。ここからの道のりも山で登ったりするものの、大した勾配はない。時折見える海の景色が素晴らしい。そうしてると神割崎エイドに到着。

ツールド東北・神割崎でのカレーライス。
神割崎エイドではカレーライスが提供される。つまり昼飯。これまでサンマ汁とホタテを食べたがかなりの空腹。南三陸シーフードカレーを食べて休憩。気仙沼と南三陸フォンドの人達はこの先を進むが、北上フォンドは折返し。
ツールド東北・北上エイドのウニめかぶ。
走行管理ライダーとして立ち止まる人達にトラブルがないか確認して進む。北上フォンドに参加する人は自力でパンク修理できる人が多く、救急対応の方が印象的だった。
下りでスピードが出てコーナーを曲がりきれないケースが多かった。パンク修理は走行管理ライダーでできるが、治療については看護師ライダーに対応してもらう。
そうしてたどり着いた北上エイド。ここではウニめかぶが提供される。南三陸シーフードカレーでは腹が満たされなかったが、ウニめかぶで満腹になった。
ウニめかぶはご飯にワカメとウニが乗っていて、北上フォンドのライダーは最後の補給食となる。ここから先は大した起伏はなく、石巻専修大学でゴールとなる。
カテゴリ一覧