第一回の東北・宮城復興マラソンが開催された。宮城県初の公認コースとは言え、参加料金の高さで躊躇してしまう大会。参加料金13000円と言えば東京マラソンの10800円・大阪マラソンの参加料(募金含む)でも11800円だ。

参加料金だけでなく、初開催だから様子見の選手も多かった。それだけではない。実際のコースを見た人にはわかるが、このコースはとても殺風景な場所なのだ。普段は歩く人がいなくて、車が素通りするだけ、店もなければ景色も良くない。しかし、この宮城復興マラソンには参加する価値があるのだ(後述)
東北・宮城復興マラソンに参加すべきか?
宮城復興マラソンに参加するかどうか迷ってるなら参加すべきだ。冒頭に書いたように参加する価値は無さそうだし、参加料金も高価だ。実際に第一回の開催では参加者の募集が開始されても中々、定員に達しなかった。(最終的には全種目で定員となった)

宮城復興マラソン開催当日に大会会場に行って思ったのが、駐車場から会場まで20分以上かかる問題。会場まで道に迷う事はないが、最初から歩かされるのは気が滅入る。

しかし、自動車でなければ、仙台空港・アクセス鉄道・JRの電車とアクセス抜群!会場までのシャトルバスもある。大会会場では「都市型マラソン」か?と思えるほど、人が集まって盛り上がる。
東北・宮城復興マラソンで初フルマラソンに挑戦!
宮城復興マラソンは平坦コースだから初めてフルマラソンに挑戦する人にお勧め。制限時間も6時間30分とかなり長い。30Km地点まで走れれば、その後に歩いても何とかなる設定。実際に参加してコースを走ったが、本当に坂らしい坂がない。

なので、初めてフルマラソンに挑戦するランナーは遅めのペースを保ちつつゴールを目指すと良い。あとフルマラソンでは珍しいウェーブスタート。4回に分けてスタートするから号砲直後の混雑も無い。そして特に良いなと思ったのが、集団が途切れない事。
東北・宮城復興マラソンの特産品を食べ放題?
通常、30Km付近になると選手達がバラけて少数で走る事になる。折角、フルマラソンの大会に参加したのに少数で走るのは残念だ。だが、この宮城復興マラソンはスタートからゴールまで、選手達の列が途切れないのだ。これは参加する選手にとっては嬉しい。

選手達の盛り上がりを維持したままゴールを目指せるのだ。エイドステーションでは亘理町名産のはらこ飯や名取市のホタテと美味を味わえる。また、コースとは別で「復興マルシェ」を開催。この復興マルシェは選手以外でも食べられる。
東北・宮城復興マラソンの課題と期待。
宮城県の各市町村や隣県である福島県や岩手県の特産品が売られている。選手達の応援や、家族連れで遊びに来たなら復興マルシェは見逃せない。一方、帰りのシャトルバスが問題だった。冷たい風が吹きすさぶ中、選手達は1時間以上待たされてしまった。

初めての開催だからと言えばそれまでだが、今後の発展に期待する。以上、東北・宮城復興マラソンの良い所と悪い所を全て書いた。最後にもう一言「迷ったら参加すべき」だ。宮城復興マラソン独得の完走メダルも魅力だぞ!
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