「The 4100Dマウンテントレイル in 野沢温泉、前日編」の続き。4100の数字は大会の累積標高差4100mを表す。
今回はどんな戦いが繰り広げられるのか?会場で当日受付後、スタート付近を見学。
出店してる店は少なく、あっという間に見学終了。だけどサロモンブースで新作シューズを見れたのは良かった。

オリンピック・スポーツパークは広くてテントが沢山あった。それだけ前日のテント泊が多かったってこと。

東京オリンピックの開催時期に野沢温泉のオリンピックパークにいるんだね。ちょっとしたオリンピック選手気分?
The 4100Dマウンテントレイル in 野沢温泉で65Km走ってきた話。
いつもは遅い会場入りなのだが、今回は早起きしたので1時間以上の余裕があった。
The 4100Dマウンテントレイル in 野沢温泉ではウェーブスタートが導入され、私は7時6分のスタートだ。
会場見学後は何もする事がないのと、寝不足で頭痛がするのでテント内で座っていた。
他のトレイルランナーの装備を見るとノースフェイスの2021年版TR10(NM62104)とかTR6を使ってる人がちらほら。
TR10はデザインと機能が良くて私も欲しかったザック。あとは圧倒的なサロモン率。
どの大会でもサロモンザックを使ってるトレイルランナーが多い。
特にアドバンスドスキン12セット。私も長年愛用している。

アドバンスドスキン12セットは発売年によって収納スペースが異なる。なので、いつ頃に発売されたザックなのかわかる。

寝不足の原因は前回記事「マウンテントレイル野沢温泉65Km参戦記!交通アクセスと宿泊施設」を読んでね!
The 4100Dマウンテントレイル in 野沢温泉で65Kmスタート。
そして集合時間となり、ウェーブスタートの開始!
いつもは一斉スタートだから他者の走りを見れないが、今回は違う。少なくても3回は見れる。
会場に鳴り響く太鼓で闘志が燃える。
私は4度目のスタートで走り出す。65Kmは長いのでのんびり進む。大会に出るのだって約2年ぶり。
自分がどれだけ走れるのか未知数。膝の痛みで走れなくなる可能性もあるし、そもそもトレーニング不足かもしれない。

久しぶりのトレイルランニング大会。65Kmの距離は短いが、高難度なコースなのは地図でわかっていた。

ウェーブスタートで遅く出発しても関門時間は変わらないんだね。それなら先にスタートした方が有利。
The 4100Dマウンテントレイル in 野沢温泉で灼熱の猛暑?
7時6分にスタートし、7時20分になる頃にはだいぶ暑くなってきた。走ってるから暑いのではなく、太陽が登ってきての暑さだ。
大会会場のエイドステーションを見る限り、水しか提供されない。汗だくになりながらどれだけ水分と塩分を補給できるかが鍵。
ソフトフラスクの1リットルだけで次のエイドに行けるかな。スタートから6Kmまでは日陰がないので、帽子が必須。

トレイルランの難コースと、灼熱地獄との戦い。片方だけでもかなりの強敵なのだが。

数日前の天気予報では「曇り」だったのに大会当日は晴天だったね。山の中に入れば日陰だけど、それまでが大変。
The 4100Dマウンテントレイル in 野沢温泉の急登とストック。
The 4100Dマウンテントレイル in 野沢温泉ではストック所持者が多かった。てか、ストックなしで完走するのはかなりキツイ。
普段からトレーニング量が多い人なら良いが、そうでないと3回ある急登を攻略するのは難しい。また、急な下りでは足ではなくストックでブレーキできる。
登りも下りも足の疲労を軽減できるのがストックの良さ。今大会ではシナノ(ピンク・ゴールド)の使用率が高かった。

おすすめストックについてはこちら「シナノのトレイルランポール13.6プロとブラックダイヤモンド比較」

3つのセクションそれぞれに急登がある。汗だくになりながら延々と登り続ける。特に第二セクションは…。
The 4100Dマウンテントレイル in 野沢温泉の赤滝登山道。
スタートからしばらくすると野沢温泉街に到着。しばらくは地元住民と観光客の応援を受けられる。
一般人から応援を受けられるのは野沢温泉街だけ。この時だけは応援が気になり、暑い温度を忘れられる。
帽子をかぶれば日差しを避けられるが、それだと熱がこもって通気性が悪くなるのが難点。6Km走ると林道に出る。
ここからがストック利用が可能となる。だが、私はまだ使わなかった。緩やかな坂道でストックを使うほど大変ではなかったから。

汗ふきタオルなんてないので、着ているTシャツで汗を拭く。10分に1回は汗を拭う。顔にワイパー必要(笑)

野沢温泉街を抜けて林道に入ったんだね!ここからは日陰が多くなるから帽子を脱げるね。
The 4100Dマウンテントレイル in 野沢温泉の毛無山山頂へ。
緩やかだった赤滝登山道の傾斜が10Km付近で激化する。斜度が増すのでストックを使った。
本当はもっと先にある「梯子登り」後に使いたかった。
中滝・赤滝付近に垂直に登る場所があり、梯子がかけられてる。
そこをストックを持って登るのはちょっと大変。(なので渋滞が発生してた)
疲れてないなら梯子を登ってからストックを使うべき。
2019年に遭難者が出たが、道に迷うような場所はない。かなり遭難対策が強化されている。

頻繁にコースを示す目印があり、道案内のスタッフも多い。遭難時の為にココヘリを所持して進む。

トレイルランニング大会にコースロストはつきもの。事前にGPXファイルをダウンロードしておくとかなり安心できるよ。
The 4100Dマウンテントレイル in 野沢温泉の制限時間。
毛無山の山頂には特に展望はない。暑すぎて周囲を見る余裕がないとも言える。
ここから少し下ればエイドステーションに到着。
これまで時間を気にしてなかったが、現在10時50分。関門が11時だから余裕はない。
野沢温泉のエイドは水とバナナが基本。それ以上は期待できない。
遭難対策にかなり力が入ってるのはわかるが、提供物(水分と食料)に関心がないように思える。
もっと選手をもてなす対応があれば…と思いつつ先に進む。

第一関門を出たのが10時55分。関門(エイド)は時間内に出発する必要がある。

遠路はるばる莫大な資金を投じて来たのに、第一関門リタイアではショックが大きすぎるよね。
The 4100Dマウンテントレイル in 野沢温泉の毛無山からの下り。
下りは得意中の得意だからあっという間にオリンピック・スポーツパークにたどり着ける。と思ったらそうでもなかった。
なぜか渋滞が発生するのだ。何の変哲もない下りで渋滞するのはなぜ?と思って進んでいた。
23Kmの選手たちは2時間遅れのスタートなので、前にいるとは思えないが…。
このままのんびり進んでたら次の関門に間に合わない。
「風ごうろ」からは少し急いで進んだ。そしてオリンピック・スポーツパークに到着。

第一セクション終了。エイドに水とバナナしかないし、時間に余裕もない。10分も休憩できないままスタート。

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